部下のパソコンの調子が悪いようだ。

 

 パソコンがすごく重たくなっていて、つまり、動きが鈍い。

 

 度々フリーズしてしまうのだそうだ。

 

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 僕はその部下(男性)にこう言っていた。

 

 「パソコンにも自分の心が反映するんだよね。仕事をやりたくないっていう気持ちが通じちゃったんじゃないの」さらに、

 

 「『俺は仕事やりたいんだ』ってパソコンに言ってみたら」と付け加えました。

 

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 すると、部下は、「俺は仕事がやりたいんだー」と真面目な顔でパソコンに向かい言っていました。

 

 乗ってくれる部下なのです(^^;)

 

 周りの同僚たちも笑っている(^^) まあ、それはそれでいいなぁと思うのです。

 

 

 どうでしょう。自分の気持ちは機器や物に伝わるのだろうか?

 

 うーん、どうなんでしょうかね。

 

 機器が言葉によりその通りに動いてくれたらいいですけれどね。

 

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 あなたは、テレビを叩いたことがあるだろうか?

 

 恥ずかしながら僕はテレビを叩いたことがあります。

 

 もう、ずーっと前の話です。その時はブラウン管テレビでしたね。

 

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 僕は映りが悪くなったテレビを叩いていました。

 

 「気合いを入れろ。根性だ」ってね。

 

 でも、テレビの映りはよくはならなかった。

 

 

 僕の考えですが、機器に言っている言葉は、自分に言っているのだろうなと思うのです。

 

 テレビを叩きながら、「気合いだ、根性だ、しっかりしろ」って、

 

 テレビにも言っていたのだが、実は自分に言っていたのだろうなと思うのです。

 

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 その頃の僕は、自分に厳しかったと言える。

 

 今は、テレビを叩いたりしないし、テレビや機器に向かい「いつもありがとう」って声をかけている。

 

 つまり、今の僕は、自分にも「いつもありがとう」と言っているのです。

 

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 話は戻りますが、部下が「俺は仕事がやりたいんだー」ってパソコンに向かって言ったのです。

 

 その言葉は、僕の心にも届きました。なので、僕はその部下に、大量の書類を渡して、こう言いました。

 

 「仕事がやりたいんでしょ。よろしくね」って(^^;)

 

 ではまた

 

林由人著(幻冬舎)

 

 

僕の本の抜粋です。どうぞ、お読みください(^^)/

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