あなたは絵を描いたことがありますか?
それは、どんな絵でしたか?
自分でその絵を見てどう思いましたか?
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こういう人もいるでしょう。
「小学生のとき、画板の上の画用紙に、水彩絵の具で、校庭にあるクスノキを描いたよ。
それを自分で見て、お世辞にもうまく描けたとは言えなかったなぁ」とかね。
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でも、その絵は自分で描いたのですよね。
ということは、あなたの作品ということになります。
その絵は今どこにありますか? 「捨ててしまったのかなぁ。今はもう無いよ」あなたはそう言うでしょう。
粘土細工も学校でやったという人はいますよね。
僕もやりました。
怪獣やロボットを粘土で作ったという、楽しかった記憶があります。
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そう、その粘土細工は、僕の作品です。
今はもうありませんけどね。
絵や粘土細工を作っているときは楽しいと思いました。
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僕はいろいろなものを作ってきたのです。
絵や粘土細工、このブログや本も作品と言える。
よいものを作りたいと思っていた。
色や形、どういう道具を使うのか、誰かに協力を得るのか、作品の作りかたは様々ですよね。
完成した作品を見て、どう感じるかもそれぞれなのです。
例えば、作品が陶器だとして、思い描いていたものでなければ、叩き割ってしまう芸術家の人もいます。
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自分で作った作品を、自分で評価しているのです。
「この作品はうまくできたから、人にも見てもらおう」
「この作品は出来が悪いから公開しない」
まず、人に見せる前に自分の作品を見定めているのです。
よくできたのか、それとも理想のものではなかったのか。
その評価を自分でしている。
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もしかしたら、自分自身も、自分の作品なのかもしれませんよね。
自分で自分を作って、そして自分で自分を評価している。
自分の生き方や考え方を含めて、自分自身は自分の作品なのかなと思うのです。
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あなたはこう思うでしょう。「自分が納得する作品を作りたい」
あなたは、自分を作っているのは自分自身だということを分かっています。そして、その作品(自分)をあなた自身が評価しているのです。
あなたの作った作品(自分自身)です。自信を持って公開していきましょう(^^)/
ではまた
林由人著(幻冬舎)
僕の本の抜粋です。どうぞお読みください(^^)/
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