美術館に行くのが好きです。


単に展示されているのを見るのも良いのですが、


どう展示しているのを見るかも好きです。


配置、照明、区分分け


来場者にいかに興味を持ってもらうか


なるほど〜と理解してもらいやすくするか


そんな関係者が苦悩した背景や検討している姿を展示方法から想像します。


昨日終わってしまったのですが、大分県立美術館OPAMで「テルマエ展」が開催されていました。


ローマのお風呂文化と日本や別府のお風呂文化に関する展示。


この中で床暖房、中央に湯が張られたサウナ、高温浴室(カルダリウム)も雰囲気を体験できるように椅子に座ることもできる一角がありました。



椅子に座って、ボーっと古代ローマ人はどんな話をしていたのか思いを馳せる一方、


こう見せたらいいんじゃないか?とどんな議論を尽くしてこのサイズや形に落ち着いたのだろうかと想像したのでした。


その他、ローマ人がしていた指輪が飾られていたのですが、


綺麗に見えるように1つの指輪に対して、1つのライトを当てている。


展示準備、大変。


関係者の熱意、今回の展示は特にそれを随所に感じ、楽しい時間を過ごしました。