「マダム、最初に言っておくけど、まだ作業が終わってないから中はちょっと散らかってるよ
」
条件その2、あえなく撃沈…
条件その1に続き、その2まで守ってませんでしたか…
とにかく自分の目で見てみないことにははじまりません。
まずは入ってすぐの廊下。
確かにまだ作業を始めたばっかりって感じね。
これは間違いなく2月の1週目っていう期限は守ってもらえそうにないわね…
そしてキッチン。
キャビネットとカウンターを取り替えるために、コンクリートの枠組み以外は全て取っ払っちゃってます。
もちろんタイルも引っぺがされちゃってますね~
腰板は玄関を入ってすぐから付けて、キッチン、リビングへと続きます。
そしてリビング。
大変な状態ではあるけれど、家具や照明に覆いをかけてくれているのでよしとしましょう!
ゲストバスルーム。
やっぱりね…
ここはリノベーションする予定じゃなかったけど、ゲストバスルームだけ以前のままに残しておくわけがないとは思ってたわよ。
夫の行動って分かりやすいのです…
でも以前フローリングの張替えが終わって見に行ったときは、このバスルームにまでフローリングが張られていたのですよ。
そのときに、「バスルームにフローリングなんて張ったらメンテナンスが大変だよ!
」って言っちゃった私。
案の定すでに新しいタイルを張ってしまっていました…
しかもやっぱりアースカラー。
なのでゲストルームとゲストバスルームは元の色のまま残しておくという希望も打ち砕かれましたけどね
でもここまでは想定内。
そしてマスターベッドルーム。
イヤー!
ベッドのうえに職人さんの汗まみれ(っぽい)シャツが~。
備品が~
カーテンが~!
しかもしわくちゃ~
ダイニングとリビングルームのラグがぐちゃぐちゃに巻かれて床に~
しかもドロドロの靴でその上を歩いたのか、足跡がいっぱい~
ベッドの横に便器~ 便器だよ~ 
そして部屋中塵だらけ~
ベッド、リネン、カーテンに塵が積もってるよ~
ベッドに手をついたら手が真っ白~
アハハ、笑うしかないね~

なんてこんな歌を歌ってしまいそうなくらい、茫然自失の私。
言葉を失って黙っていると、
「ごめんね、こんな早い時期にマダムを連れてくるなんて思ってなかったから、散らかったままだよね。でも大丈夫!後でちゃんとハウスキーパーを入れて掃除させるから
」と夫。
実はね、以前の記事で少しだけ触れたことがあるのですが、私って少し潔癖症気味(あくまで気味ですよ)なところがあって、こういうのを見ると虫唾が走るのです。
このときもこの光景を見て背筋がぞっとして、手が震え始めたのです。
それでもとにかく壁の色を考えないといけないと思って集中しようとするのですが、どうしてもダメ…
しかも夫の決めた腰板が、やはりコースタルな雰囲気とは少々違うものだったので、どうしても色のイメージが沸いてこない…
それでもなんとか考えをまとめようと、同じく塗り替えないといけなくなってしまったゲストベッドルームへ行くことに。
プチッ
私が切れる音です。
マジで切れる音が聞こえましたよ…
なんでキッチンキャビネットに入っていたものが全てこのベッドの上にそのまんま置いてあるの~!
しかもキッチン用品とトイレカバーが一緒に置いてあるってどういうことよ~!!!
そしてマスターベッドルームと同じく部屋中塵まみれでした…
案の定カップが割れたりしてるし…
これはもうね、私の中では散らかっているとかそういうレベルじゃないのです。
ハウスキーパーさんに来てもらったところで、キレイにしてくれたとはきっと信用できない。
ベッドリネンはもちろん、カーテンやお布団まで全てクリーニングに出して、台所用品は全て消毒するくらいしないとこの部屋ではもう過ごせない!
だって潔癖症気味ですから…
とにかく、マスターベッドルームに続き、ゲストルームもこんな状態。
「やっぱり子供部屋もこんなんだよね…」って聞いたら、「エヘヘ
」って…
もうその部屋の扉を開ける気力すらありませんでした
色選びなんてもう考えられません
この日はこの茫然自失の状態でコンドミニアムを後にしたのです。
だからこのまま家に帰る前に気分転換で、メイクオーバーなんかをしてもらっちゃったわけなのですよ。
それでもね、最後の砦の予算だけは守ってくれてると思っていたのですが、室内全ての作業を見て確信しましたよ。
絶対に予算オーバーしてるはず…
だってね、だってね、こうなったらもう正直に予算を言ってしまいますが、コンドミニアム改装用の一時金として受け取ったのは2万ドル。
日本円にして200万ちょいですよね。
な・の・に
●ベッドルームのカーペットの張替え
●フローリング
●キッチン、バスルームのキャビネットの取替え
●キッチン、バスルームのカウンターの取替え(天然石)
●マスターバスルームのリノベーション
ジャグジータブ
シャワールームの取替え
バスタブまわりのタイルの総張替え
床のタイルの張替え(天然石)
トイレをTOTOのウォシュレットに取替え
シャワールームのガラスの取替え
●ゲストバスルームの床のタイルの張替え(天然石)
●全てのモールディング、ドア枠の取替え
●腰板の貼り付け
●塗装のやり直し
これだけの工事を2万ドルで出来るわけがないでしょ…
しかも、もう2部屋のモールディングの付け替えとドアまわりの飾り枠の取り付けもやっているのだから…
本人は「大丈夫だってば!今のところ予算内に納まってるから心配しないで
」って言うばかり。
でもね、夫の計算って穴だらけなのです。
どう計算しても予算内に収まるわけがない…
つまり条件その3まであえなく撃沈。
チーン
ご愁傷様、私。
結局夫は何一つ私との約束を守ってくれなかったと言うわけです
もうね、
やってられるか~!
なわけです。
ハハ
しかもね、このことで文句をいったら
「だってマダムもバスルーム素敵だって言ったじゃない!
確かにちょっと全体の色合いは変わっちゃうけど、フローロングの色だって、キャビネットの色だって、カウンターの色だってマダムに選ばせてあげたし、ちょっと壁の色が変わるくらいで何でそんなに怒るのか分かんないよ…
それに予算だってオーバーしていないって言ってるじゃない!(これ絶対にウソですが…)
部屋が大変なことになったことは誤るけど、マダムはちょっと怒りすぎだよ!
」
なんて逆切れしてくれちゃいました。
お・て・あ・げ
それでも夫との生活に耐性のできてきている私は、前向きに新しい色を決める努力をしていたわけなのです。
もうすっかり私の思惑とは別方向に進んでしまったお部屋をどう元の方向性に戻すかというのが最大の難関なのですが、
「とにかくアースカラーでも極力明るめで薄い色を選ぼう!腰板を白にすればそれなりに爽やかな感じになるわ!」
と決めて、夫に伝えたら、
「白はヤダ!
」って…
「…」
チーン
会話終わり…
夫はインテリアデザイナーの選んだアンティークホワイトという色が痛くお気に召したようなのです。
すでにその色を使って他の2部屋は塗り上げているので、この部屋にもこのアンティークホワイトをどうしても使いたいらしい。
分かりますよ。
素敵な色ですよ!
でもね、この色を使うと本当にアースカラーしか似合わなくなっちゃうのよ~!
ちなみにこのアンティークホワイトを使ったもう2部屋の方はどんな感じかというと、
写真に写すとどうしても実物よりも明るく写っちゃいますが、本当はもっと暗いトーンの色合いです。
この色はとっても素敵だと思うけれど、うちの家具やカーテンとはまーーーーーったく合いません…
特にカーテンが。
だって、このカーテンは壁の色に合わせて作ってもらったクリームイエローなんですから…
でも夫、下手にこの部屋の塗装を見てしまったがために、すでに頭の中にこの色がインプットされちゃっているのですよ。
なので、「白はイヤ!」とか言うわけなのです…
けどね、どうかんがえたってこういうトーンの色合いとカーテンの色は相容れないのです。
そのことを夫に言うと、
「じゃあカーテンを替えればいいんだよ~
」
うりゃー~!!!!
さすがの私も切れました。
このカーテン一体いくらしたと思ってるのよ!
ここまで怒っても夫、「カーテンのせいでそんなに色合わせに悩んでいるから、カーテンを替えれば楽になるかなと思ってそう言っただけなのに、どうしてそんなに怒るの?
」って…
もうね、もうね、もうね…
ダメです~
パタリと床に座り込んで、大声で泣き出したい衝動に駆られましたね~。
この人は宇宙人なのだろうか?
人類の言葉が分からないのだろうか?
そんな荒唐無稽なことをつい考えてしまうくらい、夫の思考は私には理解不可能…
もう怒る気力すらありません…
正直、「もう好きにして…」って言いそうになったのです。
でもここでハタと気が付いてしまったのです。
これこそがいつものパターン。
そしてこの私の諦めが夫の我侭を増長するのだと言うことを!
夫が納得するかどうかはさておき、今回ばかりは引き下がるわけにはいかない!
「あなたはもうすでに好き放題やったのだからもういいでしょ!
せ・め・て、壁の色くらい私の好きに塗らせて頂戴!
私がとんでもない色を塗ったりしないことは分かってるんでしょ!
あなたが好きだと思う壁の色に塗られたら、私は一生ここには遊びにこないから!
それでいいのならもう勝手にしなさ~い!」
これだけ言ってもまだ夫は「でも…」って言うので、
「でも…なんて言葉はもう聞きたくないわ!
私の選んだ壁の色を塗るか、もう二度と私がここに遊びにこないか、二つに一つ!
これ以上は一切譲りません!
もしもこんなささいなお願いすら聞いてくれないのなら、いつも私がこのコンドミニアムに遊びに来るのを楽しみにしているあなたの友達とそのお子さん達にも、あなたのせいでもう二度とここには遊びにこれないのよ!って伝えておくからね
」
と、一気に畳み掛けてようやく「分かったよ~…」と言わしめたのです。
もちろんまだ不満顔でしたけど…
ようやく長い長い戦いの幕が下りたような気がしましたね
この波にはあんまり意味はありません…
イメージ画像ってことで…
もちろん(夫が100%納得していない)こんな形で物事を進めるのは非常に気持ちが悪いのですが、これを譲ったらきっと後々ものすごい後悔するような気がしたのです。
とにかく、今回のことは次の家作りの力関係にも多大な影響を及ぼしますので、絶対に引き下がってはいけないと心に決めてましたから。
ということで、壁の色は白×明るめのアースカラーで行こうと私の独断により決定!
実はすでに私のなかでは決まっている色があるのです
でも、最終的に一体どんな仕上がりになるのかは今もって不明。
とにかくとんでもなくチグハグなことにならないことを願います…
記事を書きながら少々怒りがぶり返しそうになったりもしましたが、なんとかようやく無事終了~!
とにかく、後になってこの記事を読んだときに「こんなこともあったね~
」と笑えるようになることを祈るばかりです。