税理士試験(3科目だけ)を終えて思うこと4つ。
(1) 必要時間(5科目)の目安3,000時間(予備校)は違う
「倍の時間」で済めば、ましな方。
(2) ブラック試験
5科目の科目別合格制度。一見、受験生に親切な制度である。
しかし、この永年有効の科目合格制が、受験ブラック化の源泉。多浪受験生の合戦の始まりだ。
(3) コスパ重視なら大学生は会計士受けろ
税理士受験生のボリューム・ゾーンは、サラリーマン生活に行き詰まり、独立視野に会計事務所に転職した社会人。それと、公認会計士は難しそうだけど、科目別の税理士なら・・・と考える、意識高いんだか・低いんだかわからない大学生、の二層だと思う。
大学生なら短期決着の会計士試験の方がよい。
会計士短答は4科目を同時受験になる。しかし何ともならぬ内容ではない。特に受験勉強が得意な人は、独立小問の方が差をつけやすい。
合格者の年齢データなどから、合格までの勉強時間は、税理士の方が長い。税理士試験は、大学在学中の合格は、ほぼできない。難しいというより、ボリューム的な問題だと思う。
(4) 試されるど根性
会計科目は、大学受験の延長に近い。
しかし、税法科目よ。
税法科目は、たくさん暗記し、これを掃き出す。北海道的に言えば、試されるど根性。
税法科目に高校までの成績は関係なし。むしろその延長と考え、理解中心の勉強に走ると痛い目に遭う。
税制は、いろんな立場の人の意見を取り入れた結果、生まれたものだから、クーロン城みたいなものだ。そこに理屈はない。
(WEBカラパイアより)