どうもー。今回はMEJIBRAYです。このバンドは活動休止中ですけど、2010年代V系の代表格ともいえる存在。ラウドさとメロディアスさを持ち合わせつつ、どこか90年代のような黒さがあって、王道好きにも堪らないメロディを届けてくれたバンド。
僕の場合ドラムのメトの女形が可愛すぎてそこから興味を持ったんですが(笑)。そのなかでも最初に耳に残ったシングルを。
DIE KUSSE(通常盤)
1,650円
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『DIE KUSSE』
01.DIE KUSSE ★★★★☆
MiA作曲。ラテン系の情熱的なアコギと女性コーラスが清涼感をもたらすも、ラウドなヘヴィリフと極悪シャウトで爆走!この流れはガゼットの「Filth in the beauty」的な感じで新鮮でもないですが、シャウトの迫力や疾走感が気持ちよく中々キャッチー。ちょっと符割りが「Hyena」っぽいですけど(笑)。ギターソロもさすが、流麗。
タイトルは某バンド漫画からかな?
02.VIOLET ★★★☆
MiA作曲。ダンサブルなミディアムロック。加工した音声でエレクトロ要素もプラス。スラップがいいね。いつものように限界スレスレに張り上げるキーではなく、歌は落ち着いてメロディアスに聴かせる。派手過ぎないアレンジ、ドラムが非常にかっこいい。
03.WANT ★★☆
綴作曲。Sadsや後期黒夢的な爆走ハードコアパンク。ただ音は7弦かな?めっちゃ重い。時速100kmで走る戦車のような。歌はまさに清春ですね(笑)。そういえばカバーにも参加してましたね。でも気持ち良い暴れっぷり。
総評 [お気に入り度★★★☆/おすすめ度★★★]
きっかけはYouTubeで一番最初に耳に残った楽曲。やっぱりガゼットっぽいからというのもあるんですが(笑)、歌がはどれも良くて。メロディもちょっと大げさな部分もあるけど、実に印象的。カップリングはカップリングらしい地味さはあるけど。
特にこのバンド、ドラムが好きなんですよね。あの可愛い細身の体から出るパワフルな音に心掴まれた。もちろんベースとギターも良い。ギターなんかLeda(ex.DELUHI)の元ローディーだけあって、抜群にテクニカル。
一方癖が強いボーカルは未だに慣れないかな。シャウトやグロウルの類はかなりかっこいいですが、クリーンでのしゃくりや高いキーで声が細くなってしまうのがどうも…。キーの設定が高すぎるのかピッチも甘くなってしまい、メロディが良いのに勿体ないなと。
今回は黒さもなくかなり聴きやすい作品。とはいえシャウトは満載ですけど、心地よい激しさ。かっこいいバンドなのでまた復活してほしいものです。
ベストソング / DIE KUSSE