いやー久しぶりの更新です!
PCが物理的に…というかハードディスクがぶっ壊れたのですが、やっとこさ新調できたので書く環境が整いました!
レンタルしたCDを前のPCに貯めていたため非常に辛いものがありますが、めげずにがんばります(笑)
ついでにヘッドホンも買ってリスニング環境もよくなったので、モチベーションは高いです
- MUSIC LIFE (1CD盤)/ポニーキャニオン
- ¥2,700
- Amazon.co.jp
今回はGLAYの最新アルバム『MUSIC LIFE』です!
先行シングル、10年ぶりのGLAY EXPO 2014 TOHOKUともに素晴らしく、ファンとしては期待せざるをえないCDでした
なお、発売日と誕生日が近く、通常版をプレゼントしていただきました。一番うれしかったです(笑)
『MUSIC LIFE』
01. BLEEZE ★★★★
TERU作詞作曲が初A面ということで話題になりました。メロディアスなサビから始まる、爽やかな夏ナンバー。TAKUROとは違うポップさが、意外な新鮮さをもたらしています。サビの後半ではコード感を変え切なさを、細やかなアレンジも光っています。亀田誠治との連携もばっちりですな
02.百花繚乱 ★★★★★
「かなりYAVAI」など、珍しくざっくばらんな歌詞が色んな意味で話題になった先行シングル。TAKUROとのツインボーカルによるAメロこそラップ然としていますが、音楽的にはハードなロックンロール。堅苦しいこと考えず聴け!と言わんばかりの勢いが気持ちいい。ソロもHISASHIらしい"奇妙さ"満点で良い!
PVはカッコよさ、コミカルさ、可愛らしさ満点で大好き(笑)
03. Only
Yesterday ★★★★
シャッフルリズムのポップナンバー。ポップな曲は数あれど、J-POP的な作りになっており、とても聴きやすい。裏腹に歌詞は切ない失恋モノ。歌と共に盛り上げるギター、ベースアレンジはさすが。
04. 疾走れ! ミライ ★★★
こちらもTERU作詞作曲のポップロックナンバー。「ダイヤのA」主題歌なだけあり、夢や青春らしさに溢れています。シンプル過ぎるほどですが、躍動感溢れるトリッキーなギターが色を添えています。このアルバムでは少し印象薄
05. 祭りのあと ★★★☆
サザン?と思った人も多いはず(笑)。切なさサビから始まるミディアムナンバー。前曲が青春の輝きだとすれば、こちらはその輝きが落とす"影"といえる歌詞。TAKUROによる渋いギターソロがいいですね
06. 浮気なKISS ME
GIRL ★★★
笑ってしまうほど印象的に始まり、パーティーソングのごとくホーンも登場。ドラムは元BO ØWYの高橋まこと氏を起用し、リスペクトもふんだんに取り入れたとのこと。能天気さが好きになれない人もいそうですが、このアルバムの幅広さを物語っている曲でもありますね
07.妄想コレクター ★★★★★
HISASHI作詞作曲の歌謡ロッナンバー。少年犯罪をテーマをした歌詞で、間奏ではニュースを模した音声も登場しPIERROTのある曲を思い出させます。さらにそのバックではGLAYらしからぬ低音ヘヴィリフ! GLAY楽曲の中でもかなりV系色が強くお気に入り。何より、これでもかと炸裂するメロディアスなボーカルとギターが最高!
08. Hospital
pm9 ★★★☆
今作もっとも大人しい、穏やかなバラード曲。TAKUROの息子が喘息にかかったことをテーマに描かれており、今までのどんな失望より失望感を受けたことからこの曲ができたとのこと。演奏的にはドラムとベースの音作りがかなり印象的で、洋楽の、都会的な雰囲気ってあるじゃないですか。80~90年代の恋愛映画のバックに流れていそうな…わかりますかねこれ(笑)。ギターがほとんど前に出ない分、メロディに絡むJIROのベースがいい味を出してます
09. DARK
RIVER ★★★★
シングルでは一番古く、亀田誠治が初めてプロデュースした作品。イントロのHISASHIのフレーズからメロディから、演歌っぽさのあるなミディアム曲。こういった歌謡メロディは本当にいいですね。人生を深く暗い闇に例えた歌詞、歌い上げるボーカルは情熱的で切ない
10.TILL KINGDOM COME ★★★★☆
「百花繚乱」の次に激しいロックンロールナンバー。印象的なサビの掛け合いは、ライブで騒ぐ様が用意に想像できる。サビではTAKUROを大フィーチャー、やりたいことをやれているんだなあという感じで、聴いていて楽しい。こちらも深く考えず体を揺らして聴ける曲
10. MUSIC
LIFE ★★★☆
ラストはJIRO作曲のタイトルナンバー。JIRO得意のメロディアスなパンクロックで、純粋に心地よいです。なんといっても歌詞!
全員で「HKDT(函館) Rats」って叫んじゃってます(笑)。「JCかマーシャルを取り合ってた」なんて中々歌詞にできないですよ、ほんとに。自身の歴史を綴りつつ、今や大御所になったGLAYから後輩へのメッセージとも取れますね。勢い満点なロックなTAKURO、丁寧にフレーズを紡ぐHISASHI、二人のギターソロも聴きどころ
総評 [お気に入り度
93 / オススメ度 88]
いつにも増して甘々な評価です(笑)。実際かなり気に入って聴きこんでます。シングル「BLEEZE」から、"次のアルバムはこんな感じかな" と膨らましてきた期待を裏切らず、想像以上の出来でした。
今回はデビューより共にしてきた佐久間さんが亡くなり、新たに亀田さんがプロデュースをした最初の作品。亀田さんが大きくアレンジを加えた曲や、亀田さんが弾いたベースフレーズを元にしている部分もあるなど、その影響はかなり大きい。
いい歌を、もっといい歌にしたい。それがすべてかなと感じました。メンバー、亀田さん、スタッフの方々が、一丸となってまっすぐに作り上げたのだなと思います。
バンド以外の音ががっつりと入っていますが、オーバープロデュースだとは思わない。ロックバンドであることにこだわらず良質な"歌"を届けてくれています。
しかも、遊び心も十分。TERUが最高にキャッチーなポップナンバーを持ってきた分、TAKUROは自由に曲を作ってきたなと思いますね。良好な環境も伺える
古くは『UNITY~』で、最近では『GLAY』などで、自分自身やその人生を音楽にしてきたGLAYですが、今回はさらにそれを洗練させています。しかも自由奔放に
反面、「誘惑」「MERMAID」といった鋭くハードなGLAYが最も好きな人にとっては、物足りないかな。まあ、そこは次回に期待してほしいですね、これで離れずに。
その分更にテクニックを増したTAKUROによるギターソロやイントロが増えましたね。多くのギターキッズ達はHISASHIの印象的なフレーズを弾きたがる人が多かったと思いますが、TAKUROフォロワーも沢山生まれそうです。
HISASHIは相変わらず、全編に渡って" 歌う" ギターを聴かせてくれています。やはり、この人のギターは最高です(笑)。また、最近の作詞曲はメロディが立つものが多く、まったくハズしませんね
JIROは亀田さんがベーシストということもあり、多くを学んだとのこと。最近はあまりフレーズを動かさずに支えることが多かったのですが、今回は印象的なフレージングも多く、その押し弾きも絶妙。最近、"JIROはテクニックは中の下ですが~"という文章をネットで目にしてしまいましたが、とんでもない。ここまでバランス感覚と音の安定さを持った、ロックバンドのベーシストは中々いませんよ。年の功もありますが(笑)
まあ…落ち着いたらまた評価も変わりそうですが、いいアルバムです本当に。以前のアルバムでは『BELOVED』や『GLAY』に近い印象。『GLAY』以上に歌を前面に押し出しており、良質なポップロックを聴きたい人におすすめ!
長くてすいません;;