色々な食べ物があふれた現代社会。
様々な食文化を世界から取り入れることで、日本の食事レベルは相当高いものになっているかと思われます。
そんな高水準の食の中でも、日本人がよく好む「もちもち食感」であったり、
「外サク、中ふわ」のように、ここぞとばかり出来上がる「柔らかい物=美味しい」という式。
個人的にも、そういう表現がなされる食べ物に関しては、
式の通りの認識で、大変美味しい物が多いと思っているのですが、、、
先日食べた【チュロス】がなかなかのモノだったので、この話を供養したいと思います。
例の如く、東京から車を走らせ、この日は千葉県に遊びに来ていたわけなのですが、
いつもお邪魔しているイオンモールの近くに出店されている、ちょっと楽し気な雰囲気の場所を発見。
毎回横目で見つつ、なかなか入る機会が無かったコチラのテント? 夜市? に意を決してお邪魔しました。
デカデカと「夜市」とは書いてる物の、その屋台も全然昼間から営業していたので、
簡単な軽食を摘まもうと、一緒に行った同行者と共に屋台散策に。
夏真っ盛りで日中の気温も高く、食欲的な観点からも、ここでガッツリ食べるのはキツそうということで、
同行者らはかき氷を、自分も同じ屋台でチュロスを1本購入させていただきました。
屋台のメニューとしては、ただシロップをかけただけのかき氷じゃなく、
フルーツをトッピングしたかき氷が多かったり、チュロスも3種類ほどの味がメニューに掲載されていたのですが、
店員さんに話を聞くと、今提供できるのは、
「かき氷はマンゴー味しかない」、「チュロスはチョコ味しかない」とのこと。
まぁ、そういうことであれば、ある物で満足するしかないというお話で、
かき氷2個とチュロスを頼み、先に提供されたかき氷を持って、同行者には席の確保をお願いしました。
その間、自分が頼んだチュロスは、どうやら温めている物を提供するスタイルではなく、
毎回生地を揚げて、出来立てを提供してくれているようで、
揚がるまで少しお時間が必要みたいでした。
チュロスが揚がるまで屋台の前で待たせてもらって、
いよいよ油の海からチョコチュロスが取り出されるタイミングで
店員さんの衝撃の一言。
店員👩①「ねぇ、油めっちゃ汚くない?」
店員👩②「うわっ、本当に汚いじゃん!」
店員👩③「私、油の交換方法知らないんだけど」
店員👩①「もう4日くらい同じ油だよね?」
・・・・・・( ゚Д゚) えっ、今する会話?
若い女性の店員さん達だったので、特に悪意を持っての発言じゃなく、
見たまんまの感想が出ちゃったのだと思いますが、
その会話が耳に入っちゃうと、やっぱり……
「その汚い油で揚げられたチュロスをこれから提供される?」
って、素直に思っちゃいましたね。。
ちょっと古くなった油とかは、飲食店でも普通に使われてるのは知ってるのと、
高温で調理されてるという点で、脂自体に対して衛生的な心配はないのですが、、、
せめて……、せめて、自分が聞こえないくらい離れてから会話してほしかった(´;ω;`)
まぁ、チュロス自体に罪は無いので、特に文句を言うことも無く受け取ったのですが、
コチラ、鬼門のチュロス本体。
見た目は何も問題無さそうな、チョコレート味のチュロス。
チョコが練り込まれてるタイプの生地だから、揚げ油の質も見た目からは全く分からない仕様。
さて、いざ食べてみると、これがまた凄い。
先ほど書いた、日本人は「外サク、中ふわ」な食感や
「もちもち」食感が好きな人が多いという部分に繋がるのですが、
このチュロスの食感を表現するなら「外サク、中ベチャァ」という表現がベスト!
外のサクサクの食感とは裏腹に、中身の練った小麦粉感が凄まじく残っており、
「ベチャァ」や「ネチャァ」という擬音が脳内を埋め尽くす感覚。
これはなかなかだなぁ……
と呟いていると、同行者もチュロスが気になったのか、一口分けることに。
同行者「めっちゃ生www」
はい。生でした。
よく、生ビールとか生ハムとか、明らかに美味しい物から、
生どら焼きとか生パスタとか、「生」って名前に付けるとなんか美味しそうに感じる物まで、
様々な「生」グルメがありますが、
「生焼けチュロス」はその中に加えて良いのか、非常に悩ましい感覚の食べ物でした。
まぁ、食感に多少の違和感があるだけで、
味自体は問題無かったので、そのまま完食してしまったのですが、
問題は翌日。
早朝6時に目が覚めて、すごい腹痛でトイレに駆け込み、
20分間トイレの便座から立ち上がることが出来ませんでした。
生焼けのモノには注意しなきゃダメって教訓になりました。