・BUTTER 柚木麻子

・転がる検事に苔むさず 直島翔

・恋する検事はわきまえない 直島翔

・警察医のコード 直島翔

・笹まくら 丸谷才一

 

 

BUTTER

 エシレバターって、いっとき流行ってたな。こんな片田舎でビンボー生活しているとピンとこなかったけど。

 言ってること、やってることに一貫性がなくて、でも自分を主張するパワーがすごくて、人に干渉する人がいっぱいでてくる。主人公も話もどこに向かおうとしてるのかよくわかんないし、ボリュームあるし…。ここまでパワフルじゃなくても、エキセントリックな人、まわりを振り回す人ってリアルでもいるけど、そういう人に接すると疲れるわけで。小説読んでまで疲れさせられてもなー。

 料理なんかしない、自分のまわりだけの限られた世界で生きてた主人公が、仕事だけじゃなく恋人・親友・家族・取材で築いた人間関係や自分の内面と向き合って、すげーしんどい経験をして、決断して自分で選び取って実現していく。いいことも悪いことも。望んだことも、絶対に避けたかったことも。

 ネタバレになるけど、七面鳥を焼いて皆に振る舞って、二日目の七面鳥で蕎麦の用意するラストは、けっこうじんわりきたな。

 

転がる検事に苔むさず

 この作者の話いいわ。クソみたいな犯罪者と、やるせない犯罪者、で、気持ちのいい主人公。『BUTTER』読んだあとだと特に。

 

恋する検事はわきまえない

 『転がる検事に苔むさず』のスピンオフ集。どの話も面白いし、どのキャラもいい!ファンになってしまう。最後の『春風』は、続編のフリなのか?

 

警察医のコード

 検事シリーズとは何も関係ない。

 法医学者と助手、警察、犯人とワケアリな人が大渋滞。

 

笹まくら

 『あの本読みました?』を見て買ったのかな。たぶん。