REAL ME -92ページ目

この世で一番美しいものを

知ってる?



暗闇の中で二人。
遠くの方で人々の喧騒が聞こえる。そんな夜。

部屋の明かりを全て落として、君に手を引かれて表に出る。


見つめあった状態で頬をそっと撫で上げられて、私は思わず余計に瞬きしてしまう。


心臓の鼓動で、
さっきまで聞こえた心地好い雑音が全て掻き消されてしまう。

私は、自分の身体が液状に溶けてしまうような錯覚に陥って、慌てて右手を君に伸ばした。


頬に触れると、君はゆっくりと微笑む。

その笑顔で、
私の視界まで、ぼやけて

心臓は不整に拍動する。

私はガラガラと音を立てて壊れてしまう。
花火は君を左半分だけ照らし出して、


花火の存在なんて霞んでしまうくらい、

君が綺麗で、

私は、もう、








ご褒美とお仕置き

どっちがいい?


好きな方を選ばせてあげるよ。

君に縋るわけないじゃん。

何よりも自分が可愛くてしょうがない君と、
自分の損得が第一の私。


君に縋って何の意味があるの?
そんな無意味なこと、絶対にしないよ。
世界一マトモな人間だし、私は。