REAL ME -217ページ目

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週に一度は見かける光景。
テレビ画面の中で、どこかのペットショップにアイドルなんだかタレントなんだか良く分からない女が取材をしている。

透明なケースに入れられた生後1、2ヵ月の子犬達。

そんな子犬を見て、女はただ可愛いを連呼する。
ペットショップ側の人間も宣伝の為か必死に何か喋っている。


彼等は生後1、2か月で親犬から引き離された子犬がまともに育たないという事実を知っているんだろうか?
女はまだいい。
ペットショップ側の人間はどうしても利益のことしか考えられないんだろうか。


きっと子犬が金と引き換えられた後の事には無関心だ。
子犬が弱って早くに死んでしまっても、店側が責任をとらされることはない。
他人の手に渡ってしまえば、病気にかかるのも死ぬのも自分達の責任ではない。


そして親犬から未熟で抵抗力もない早いうちに引き離された子犬は更に無知な人間の手に渡っていく。
小さくて、可愛いから。




私はそんな映像を見て憤りを感じるけれど、動物愛護団体に入ろうとは思わないし、保健所のこれから殺される犬達を出来るだけ引き取ろうとも考えない。

だから私のこの感情は何の意味もない。。
私が何を思っても犬達は救われない。
私は何も出来ない。

何にもなれない

こんなに痛いのに、どこが痛んでいるのか分からない。
それでも痛い。
現実ではないって分かっていても。


私は何にもなれない。
善人にもなれない。
悪人にもなりきれない。

某ジ○リ映画にもあったよね。
人間にもなりきれない、豺にもなりきれない哀れな女の子の話。

私は善人面して心を傷めて涙を流す。
涙は流れるけれど手を差し伸べることは出来ない。

私こそ何にもなりきれない、哀れで醜い中途半端な状態でしか生きることが出来ない可哀相な奴だ。


どう考えても