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こちらは自閉っ子育児ブログです。
私うーさん
夫はじめくん
一歩(いっぽ)くん 5才
よろしくお願いします。
こちらも良ければご覧ください↓
ことばを引き出すためにやってきたことシリーズ第②弾。
家でも何かできることをと思って始めたのが
ABA
自閉症の療育といえば
ABAでしょ?
いつやるの?今でしょ!
くらいの感じで取り組み始めました。
ABA(応用行動分析)
(出典:LITALICO発達ナビ)
福祉系の学生だった頃(20年近く前)
初めてABAについて知った時は(なんか犬のしつけみたいだな〜)っていう印象を持ってたんですが(すみません)
2才の一歩くんを前に、何でもいいから通じるやり方を模索していたうーさん。
2才の一歩くんは野生の小動物みたいでした。
ある意味犬より手強い…!
改めてABAについて調べてみると、DTT(机上訓練)だけじゃないことを知りました。
自分でやるには奥が深そう…。
しかし、ここで問題が。
当初セラピストに家に来てもらおうと探しましたが、、
我が家のお財布では厳しく、断念
てか月10万超えるとかムリでしょ…。
なんで保険適応じゃないの。
なので、方向転換。
自閉症といえば『つみきの会』
ってことで、
まず買ったのがこちら↓
他にも読みしましたが、初心者のうーさんにはイラスト入りがわかりやすかったです
2才、開始当初の様子
〈クリアしていたもの〉
【初級】
マッチング、音声模倣、食事スキル、受容的命名
【中級】
色・形、数
【上級】
文字の読み(ひらがな)
言葉は単語がいくらか出ている状態でした。
物の名前(受容的命名)はできていたので、
【初級】
要求表現(「ちょうだい」「あけて」「とって」など)
表出的命名(「これなあに?」に答える)
から取り組み始めました。
開始当初の一歩くん、
まず「座って」が通じません。
イスに座らせようとすると、仰け反って拒否
2才頃は一口ゼリーが大好きだったので
おやつの時間を訓練にあてることにしました。
(食事の時はイスに座れました)
「りんごとオレンジ、どっちがいい?」
と見せながら選ばせて、選べたら一口ゼリーを渡す。
最初は一歩くんが手を伸ばした方を見て
うーさんが「りんご」と代弁していたのが、
そのうち自分でも言うようになりました。
食べる時は、「あけて」
おかわりをほしがった時は、「ちょうだい」
発語がない場合は、代弁しながら。
「だい」だけでもOK
「あぅ」言おうとしただけでも
とにかく褒める。
ABAでは、言葉で褒めるだけでなく
子どもの好きな遊びやお菓子etc.
何でも強化子(ご褒美)として使います
好きな遊びをしてほしい時に
その遊びを言わせるようにしたり、
もっとやってほしい時には
「もう1回」を言わせるようにしたり。
一歩くんは抱っこ魔だったので
「だっこ」が言えたら、すぐに抱っこするようにしました。
言えないで手を伸ばしてる時は、
「だっ…」とプロンプト(補助)しました。
ほしいものを言う
すぐにもらえた
と因果関係をわかりやすくすることで、
要求語は定着したように思います。
2才1ヶ月で2語文が出ました。
「ゼリーちょうだい」「ヨーグルトちょうだい」
要求語ばっかり…
同時に進めていた表出的命名はなかなか進みませんでした。
「これなあに?」
(はあ?見たらわかるやろ。という顔)
半年くらいして、たまに返答したこともあったかな?
確実にできた!と思えるようになったのは、4才半くらい。
(物の名前がわかっても、聞かれた時に聞かれたことを答えられるかは別の話…)
本は発達段階に合わせてうまくできていますが、
発達の凹凸が激しいタイプだと順番通りにはできません。
一歩くんの場合、聴覚優位タイプということもあり、音声模倣が得意。
動作模倣が確実にできるようになったのは4才半くらい。
5才現在、【中級】社交的応答の項目でつまづいています。初級でもクリアしていない課題もあります
本当は専門のセラピストの方に指導を受けられたら良いんでしょうけどね〜
うーさんもABAの講座に通って勉強しましたが、なかなか難しいです。
今は、音楽療法の先生が元ABAセラピストで個別相談にものってくれるので、
本格的に困った時は、そちらで相談させてもらっています。
日常的な声かけに活かせたのがこちらの本↓
これは、日常生活ですごく役立ってます!
訓練ということではなく、普段の声かけを意識するだけなので、取り入れやすいです
とにかく褒める!肯定的な声かけをすること。
発達障害のある子に限らず子育て全般に役立つと思います
やってみた感想
ABAの場合、取り組む課題が明確で、
結果も「これはできた」「これはまだできない」とわかりやすく、得意・不得意がハッキリします。
とりあえず自閉傾向あるっぽいけど、
療育先もいっぱいで待機中だし何から始めたらいいやら…
っていう方にオススメです。
療育やってる感があります。
でも、お子さん+きょうだい児もいたり、自分の体調も良くなかったりで、日常生活だけでいっぱいいっぱい…
って方には家で親がやるのはオススメしません。
ABAを取り入れている児童デイとかもあるみたいですし、経済的余裕があればセラピストを雇うのが良いと思います。
家で親が1対1で、家のこともしながら訓練もやるのは、正直かなり厳しいです
(本格的にされている方、本当尊敬します)
育児は24時間営業で休みなし。
ほんと疲れますよね。。。
うーさんはゆる〜くやってるので、
本格的にされてる方からしたら「はあ?」って感じの内容だと思いますが…
ガッツリじゃなくても、生活には活かせます
療育のストレスで親子関係にヒビが入ってしまわないように…
家庭は安らげる場所であることを心がけたいです
無理せず、できることをできる範囲で生活に取り入れてやってみるのが良いと思いました。
もちろん、ガッツリ派の方はそのままGo on!