こんにちは
交流分析は、精神科医エリック・バーンによって提唱された心理療法です。
バーンは『人々の悩みのほとんどは"人間関係"から発していて、人と人との関わりが上手くいけば悩みの大半は解決する』
と考えました。
交流分析は7つの構成要素から成り立っています。
①自我状態
②対話分析
③ストローク
④人生態度
⑤時間の構造化
⑥ゲーム分析
⑦人生脚本
今日は④人生態度をみていきたいと思います。
人生態度は3~7歳くらいの頃の、大人との関係から人との触れ合い方を学び、出来上がります。
人生態度は4つあります。
①自己肯定・他者肯定
自分も相手も大切にする力があります。
自分自身をありのままに受容し、他者と共に楽しんだり喜んだりすることができます。
②自己肯定・他者否定
他者より自分の方が勝っていると感じていて、苦労と犠牲を押し付けられているように捉えてしまいます。
イライラしがちで攻撃的です。
③自己否定・他者肯定
他者より自分が劣っていると常に感じています。
心配や後悔が多く、逃げ出したい気持ちや時間に追われているような感覚に囚われがちです。
④自己否定・他者否定
他者に対して常に疎外感を抱いてしまいます。
劣等感、無力感、恐怖、絶望感が強く、見捨てられた気持ちに落ち込んでしまうことがあります。
①自己肯定・他者肯定
であれば豊かな人間関係を築けますが、それ以外は自分か相手が負担を感じるため、豊かな人間関係を築くのは難しくなります。
みなさん自身に当てはめた時、どうでしょうか
誰しも、くっきり①~④のどれか、と決めることはできず
その時々のシーンによって、出てくる態度は違います。
自分は
どの態度が出やすいか 自分の態度の傾向をみる
そうすると、他者と関わる時の自分自身の特徴がわかります。
んー、私自身は、④自己否定・他者否定は身に覚えがないなぁ
②自己肯定・他者否定 ③自己否定・他者肯定
これに関しては稀に、ぅん、ホント稀にだよ
身に覚えがあるんだなぁ
どんなシーンで出てくるかは、自己分析済みです
自分が①自己肯定・他者肯定であっても
相手は違う人生態度を選択してくることもある
でも、それは自分には関係ないんです。
自分がどのような態度で人生を歩んでいきたいのか
そこが重要なのです。