マネーフォワードを使い始めて、気がつけば16年が経っていました。
当時は銀行口座やクレジットカードの明細を
自動で取り込めることにかなり驚いたのを覚えています。
家計簿というと、レシートを見ながら手入力するイメージが強かったので、
「ここまで自動で管理できるんだ」
と感動した記憶があります。
実際入出金やカード利用履歴が自然に整理されていくので、
無理なく続けることができました。
気づけば生活の変化や時代の変化も含めて、16年分の記録が残っていました。
そして長く続けているうちに少しずつ考え方も変わってきました。
最近は、
「今月いくら使ったか」だけでは、本当の生活コストは見えないんじゃないか
と思うようになっています。
例えば、
・冷蔵庫
・スマホ
・洗濯機
・パソコン
・車検
こういう高額支出です。
普通の家計簿だと買った月に一括で入力します。
するとその月だけ家計が急激に悪化します。
「今月は使いすぎたな…」と思ってしまいます。
でも、本当にそうなんでしょうか。
冷蔵庫は10年以上生活を支えるかもしれません。
スマホは毎日使います。
車検はこれから2年間車を走らせるための費用です。
つまり、単なる浪費ではなく、
未来の生活を支えるための“先行投資”
でもあると思うようになりました。
最近は高額支出を月額換算して考えるようになっています。
例えば、24万円の冷蔵庫を12年使うなら、月あたり約1,667円。
12万円の車検を24か月で考えるなら、月5,000円。
こうすると「高い・安い」ではなく、
毎月どれだけ価値を生んでいるか
が見えてきます。
これはかなり大きな変化でした。
でも、先行投資なら何でも正しいというわけでもありません。
例えば、6年使う予定だったスマホを、2年で買い替えてしまうことがあります。
仕事の変化もありますし、技術の進化もあります。
だから、早めの買い替え自体を悪いとは思いません。
ただ、その時に感じるのは、
「残り4年分のコストは、まだ消化できていない」
という感覚です。
普通の家計簿では、買い替えた瞬間に前のスマホのコスト感覚は消えてしまいます。
でも実際には、本来使う予定だった価値が残っています。
だから最近は、
「買い替えはしてもいい。でも、残ったコストは無かったことにしない」
という考え方をするようになりました。
最近は、コストコのような大量購入も増えてきました。
・まとめて買う
・単価は安い
・得した気分になる
こういう買い方です。
でも本当に安かったのかは意外と分からない気もしています。
食べ切れなかったり、
在庫を忘れたり、
余計なものまで買ったり。
しかも数か月分の買い物をしただけなのにその月の家計簿だけを見ると、
「使いすぎ」に見えてしまいます。
本当は2〜3か月かけて消費するものかもしれないのにです。
もちろん全部を厳密に月割り管理しようとすると大変です。
管理する手間もある意味コストだと思っています。
だから完璧にやる必要はないと思っています。
でも、
・高額家電
・スマホ
・車
・まとめ買い
・長期間使うもの
だけでも、
「消費する期間」で考える
ようにすると家計の見え方はかなり変わります。
最近は、
「今月いくら使ったか」
より、
「この支出は、どれだけ長く生活を支えてくれるのか」
を意識するようになりました。
そしてそんな考え方をもっと簡単に把握できないかなと思って、
「月額家電簿」
というアプリを作り始めました。
家電やスマホを単なる一括支出ではなく、
「毎月どれだけ価値を生んでいるか」
で見える化したかったからです。
本当はもっと簡単に分かればいいと思っています。
「今月は使いすぎたのか?」
「これは先行投資だったのか?」
「本当に安く済んだのか?」
そういうことを難しい計算をしなくても自然に把握できたらいい。
まだ開発途中ですが、
「長く価値を使い切る」
という考え方を無理なく続けられる形にしたいと思っています。
16年間家計簿を続けてきて、
最近ようやく、
「支出を見る」のではなく、「生活コストを見る」
という感覚が少し分かってきた気がしています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
つたない文章でしたが普段考えていることを少し整理して書いてみました。
同じような感覚を持っている人がいたら嬉しく思います。
