年末のGⅡであり、賞金も高いので好メンバーが集います。
今年もマイルCSの⒈2着馬、ミッキーアイルとイスラボニータも出走、豪華な顔ぶれとなりました。
当然、この2頭が人気の中心になりました。
また、このレースは関東馬が7連覇中!
関西の競馬場で、関東馬が優勝を続けているのは珍しいことです。
しかも連覇が多いのも特徴でした。
キンシャサノキセキ、サンカルロ、リアルインパクトが連覇を達成。
昨年の優勝馬、ロサギガンティアにも期待が集まりました!
そこで時間になると、東京の中継局がウチの中継に乗っかります。
もちろん、東京のメインレースの時はウチが乗っかります。
この日は15:45が阪神カップの発走時間。
したがって15:45になると、東京の中継局もウチの映像、実況を生中継で流すわけです。
僕たちは、その時間も意識して実況放送をします。
この日も15:45を過ぎ、東京の視聴者の皆さんを意識しながら話し始めました。
各馬のゲート入りも始まり、スタートまで繋いでゲートオープンからレース実況
…のはずが…(^^;;
何と、スターターがスタート台から降りるではありませんか…
あれ?
出走馬の一頭が、スタート直前にアクシデントがあったらしく馬体検査をするとのこと。
ディレクターの指示は「とにかく繋げ!」(^^;;
東京の中継局が乗っているので、ウチの司会者に戻すわけにもいかず、僕が繋ぐしかないのです…
アクシデントがあったと思われる馬をカメラは追い続け、僕はその馬の動向を伝えます。
そのうち、騎手が馬から降り、鞍などの場装具をはずし始めました。
もう出走は無理ですね…
しかし正式な発表があるまでは何も言えません。
おそらく競走除外になる…その場合は勝馬投票券の一部が払い戻しになる…
確定すれば、そのアナウンスも必要です。
「競走除外」の正式な発表まで随分時間が長かったように感じました…
5分以上レースが遅れ、ようやく発走!
待たされたことが馬に影響があったのかどうかはわかりませんが、波乱の決着となりました!
生中継にアクシデントはつきもの…
とはいえ、仕事納めに経験するとは思いませんでした!(笑)
2016年は約100のスポーツ中継を担当いたしました。
お世話になった皆様、ご視聴いただいた皆様に心から感謝です!
また年末年始に充電して、来年も少しでもいい放送ができるよう頑張ります(^o^)
以上、スポーツアナウンサー寺西裕一でした。