「ナビスコ杯中継」 | 現役スポーツアナウンサーから学ぶ、スポーツ実況に特化したアナウンス講座! 

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野球・サッカーの実況歴は各1000試合以上、競馬実況数は15000レースを超えています。数多くのシビアな現場を経験してきた現役アナが「喋るスキル」を通して、貴方の才能をアッという間にパワーアップします!


水曜日はサッカーのナビスコ杯中継「神戸vs鳥栖」の実況でした。

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3対2の乱戦でしたが、得点経過とともにサッカーの内容も少し荒れた試合となりました。


後ろからの危険なタックルやゴールキーパーとフォワードの接触。


一生懸命のプレー、危険と紙一重なのは当たり前です。



それでも、特にゴールキーパーとフォワードの接触では「危ない!」と実況というより、素の声が出てしまいました。


僕は常々、放送では様々なメッセージを発信して実況をしているつもりです。


相手選手へのリスペクト、気遣いなど一瞬の判断の中に盛り込みながらプレーをして欲しい。

技術だけでなく、そんなプロの心の部分も見習ってスポーツに関わって欲しいと思います。


危険なプレーがあれば敵味方関係なく、被害を受けた選手を気遣う。詫びる。心配する。


当たり前のことですが、試合で気持ちが昂ぶっている時は難しいものです。


本人が無理なら、ベンチや周りの第三者的な選手がフォローする。


それもチームワークだと思います。


負傷交代した選手の早い復帰を願います!



以上、スポーツアナウンサー寺西裕一でした。


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