「取り戻せないこと」 | 現役スポーツアナウンサーから学ぶ、スポーツ実況に特化したアナウンス講座! 

現役スポーツアナウンサーから学ぶ、スポーツ実況に特化したアナウンス講座! 

野球・サッカーの実況歴は各1000試合以上、競馬実況数は15000レースを超えています。数多くのシビアな現場を経験してきた現役アナが「喋るスキル」を通して、貴方の才能をアッという間にパワーアップします!

土曜日は「うまDOKI」に出演(^^)

10レースの実況と、メインレースの勝利騎手インタビューを担当しました。


桜花賞トライアルのチューリップ賞は圧倒的人気のハープスターが圧勝!


本番も「1強」の様相となりました(^o^)



騎乗した川田騎手にとっても負けられないレースでした。

昨年暮れの阪神ジュベナイルフィリーズで僅差で敗れ、悔しい思いをしました。


馬群を捌くのに時間がかかっての敗戦。


関係者からも「馬を信じて外を回ってくればいいのに」と言われ、結果よりも「馬を信じていない」と言われたことに悔しさがあったと推察します。


勝つために進路を探し、危険を顧みず命がけで馬群に突っ込む勇気は想像を超えることです。

実際に事故を起こし、命を落とすこともある…


そんな悲しい出来事も観てきました。

それでも、騎手の本能と勝利への欲求のために危険ゾーンへと身を投じる。


そこを否定されるのは、悔しいでは済まない気持ちに包まれたはずです。


川田騎手はインタビュー中も結果にこだわる旨の発言を繰り返しました。


そして、昨年暮れのことについては「取り戻せないし、申し訳ないことをした」と未だに反省を口にし、「だから今年は結果にこだわる」と締めました。

photo:01




いろんな思いを胸に、悔しさを心のガソリンにして前を見つめる川田騎手は、とても格好いいと感じました。


自分が善かれと思ってやったことが結果に繋がらなかったり、批判されたりすれば凹みます(^^;;


心の推進力が萎えます・・・


でも、心の折り合いをつけて、明るい未来展望を再度思い描く。


口で言うのは簡単ですが、それを実行するのは大変!


僕も上手く実況できなくて凹むことが多いです。

それでも仕事で結果を出し続けなければいけない。

正直、失敗後の実況は逃げ出したいほど嫌です(>_<)


でも、自分と仕事に向き合って結果を出すしかない!


どうするか…



何度でも自分を信じることです!


自分の仕事ぶりを信じることです!


そのために準備を細かくし直すことです。


僕の場合はメンタルチェックを必ずやり直します。


それで同じ過ちを避けて、次の仕事に繋げてきました。


落ち込む時間を少なく、準備の時間を増やす!それも細部まで!メンタルも!


過去は戻らない、でも過去を未来の糧にすることで、成功の確率を上げることは可能です(^o^)


新たな自分への挑戦を続けること。

結果を出し続けるって、そういうことかなと思います^ ^



以上、スポーツアナウンサー寺西裕一でした。














iPhoneからの投稿