沖縄に来て早5日目、最初の3日間は暑く、月曜と火曜日は肌寒いです・・・
イヤーブックの取材で沖縄に来るようになって10年になります。
「羨ましい~」と言われますが、宿舎と球場の往復だけですから、沖縄を満喫することはできません・・・
ただ監督や主力選手に単独インタビューできたり、座談会などで素の選手の姿を見られるのは役得だと思います。
もちろんシーズン中の実況にも活かせますし、大きな知的財産になります!
取材を続けていて感じること。
それは「実績と言語表現力は比例する」
注目されることで露出も増え、慣れも見込めます。
しかし、僕が感じるのは「実績が上がるから言語表現力が上がる」だけでなく「言語表現力があるから実力も上がる」ということです。
セミナーでよく話すのは、水泳の北島康介選手。
彼は無名時代から言語表現力がずば抜けていたと平井コーチが話しています。
僕も多くのアスリートのインタビューをしてきましたが、言語表現力の高い人は、後に頭角を表すことが珍しくありません。
スラスラ話すことを、言語表現力と言っていません。
「自分の言葉で話すこと」
これができることです!
詰まりながらでも、考えて自分の言葉で考えを伝えようとする意欲。
この表現しようとする意欲が、競技力にも繋がっているように思うのです。
逆に表現することに意欲のない人は、考え苦悩することを避ける傾向にあるため競技力も頭打ちになります。
これはスポーツの世界に限りません。
大学でもアナウンス講座でも「わかりません」と思考停止することは絶対に許しません。
自分の考えを言うまで何分でも待ちます!
取材やインタビューで「わかりません」と言われれば、次の問いに行くしかありません。
しかし主力クラスで「わかりません」は絶対にありません。
トップアスリートは、考えるクセがついていますから、しっかり自分の考えを語ります。
「昨年より話すようになった」アスリートは、結果も伴ってきます。
身体表現力と言語表現力。
密接な関係があるのは間違いありませんね!
この部分も掘り下げてセミナーネタにしていきたいですし、実況にも活かしていきたいです!
以上、スポーツアナウンサー寺西裕一でした。
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