「多忙の狭間で」 | 現役スポーツアナウンサーから学ぶ、スポーツ実況に特化したアナウンス講座! 

現役スポーツアナウンサーから学ぶ、スポーツ実況に特化したアナウンス講座! 

野球・サッカーの実況歴は各1000試合以上、競馬実況数は15000レースを超えています。数多くのシビアな現場を経験してきた現役アナが「喋るスキル」を通して、貴方の才能をアッという間にパワーアップします!

金曜日の甲子園から、土曜日の競馬中継、そして宮崎に移動してボウリング中継の収録。

慌ただしい週末です。


これだけ予定が立て込むと、正直、準備は最低限しかできません。

移動中に資料に目を通そうと思っても、知らぬ間に落ちてしまいます・・・(苦笑)

宮崎は最終便で移動してボウリング場に着いたのが21時過ぎ。

打ち合せして、食事行ってホテル帰ったら日付は変わっています。

6時過ぎには起きなきゃいけないので、資料より睡眠を優先。

朝は全体打ち合せして、8時半にはマイクテスト、そして収録開始です。

したがって「準備しなくてもできること」を一つでも多く現場で見つけ、後は「開き直って全力を尽す」のみです。

「準備が足りない」と思った瞬間に、不安に押し潰されてしまいます。

なので、自分の能力を信じて前に進むしかありません。

それで結果が出なければ「オファーがなくなる」だけです。


松永裕美という強いプロボウラーがいます。

今年のツアー初戦で優勝、今大会も準優勝でした。

この選手の強さは、決断の早さと実行力。

準々決勝でも、ボールを変える決断をして劣勢を跳ねのけ勝ち上がりました。

逆転負けした対戦相手は「あの場面でボールを変える決断ができるのは凄いこと。格が違いました。」と言わしめました。

自分を信じて、前に進む。

彼女は常に、そう思いながら勝負の世界に身を置いているそうです。


引き合いに出すのも憚られるくらい僕とはレベルが違いますが「自分を信じて前進できる」よう「普段の準備」はしておきたいものです。

昨夜は、今日があるので焼酎2杯で我慢しましたが、今夜はネギ豚しゃぶを肴に酔うまで飲みたいと思います。



以上、スポーツアナウンサー寺西裕一でした。





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