私が愛する伊藤蘭さんが

大晦日の紅白歌合戦に出場することになりました!




紅白っていうと、今の時代はいまさら感も否めないのですが、
歌手の人にとっても、応援する人も、
紅白というのは特別な存在な気がします。
私が昭和の人間だからですかね。
それでも私はやっばり嬉しく思います。

紅白歌合戦の出演メンバー見てたのですが、
紅組はそこそこ知ってる人が多かったのですが、
白組はというと…知らない人ばかりで…
今年はジャニーズ系が全く出ないので、
余計に知らない人が多いのかもしれませんね。
ジャニーズの人が出てもわからないですけどね…

とにかく、蘭さんが出るというのは嬉しいです。
よかったなぁ…

先にも書きましたが、
紅白歌合戦という番組自体も、だんだん存在感が薄らいできてるように感じますね。
生活様式の変化、娯楽の多様化、TVの存在の変化など、
時代と共に世の中や、人の考える物の価値観も変わっていってますね。(価値観という言葉は嫌いですけど…)
昭和の時代、大晦日は家族と年越しそば食べて過ごし、
お正月は朝から雑煮とおせちを囲んで、新年の挨拶からスタートする…
我が家も子供が小さかった頃は、そうやって過ごしてました。
子供が大きくなっても、家族揃って新年の挨拶だけはいまだにしてますけどね。
私が子供の頃の正月ってのはそんな感じでしたから、
紅白観てゆく年くる年観ながら布団に入る。
家族揃って大晦日と正月三が日を過ごすのは、
子供が小さいうちだけかもしれませんね。

私は一人暮らしし始めてから、元旦はあまり実家に行かなくなってしまいました。2日とか3日に顔を出す感じで。
実家に行っても、すぐに実家の友達に会いにいってましたし…
両親も顔を見ると満足するみたいでしたしね。
それでも、父や母とはよく話しましたね。
一人で生活するようになってからの方が、
両親とよく話したような気がします。

私の両親は厳しかったので、
私は1日でも早く家を出て一人暮らししたいと思ってました。
実際に、一人で住んで生活するのは多少の苦労はしましたが、楽しかったです。
あまりホームシックにはかからなかったですね。
それよりも自由を手に入れた喜びの方が大きかったです。
一人暮らしして、家事を自分で全てやる事は大変でしたが、母はそれをずっとやってたんだなって思いながら感謝してみたり、
バイトして生活費を稼いだりして、生活するのにはこれだけお金が必要だとか、稼ぐのは大変だというのを感じて、父に感謝してみたり…
そして、私は少しずつ大人になっていったんですね。
そうやって一人で生活して、親に感謝したのですが、結婚して子供ができて、
子育ての大変さや、サラリーマンの苦労など、
どんどん世間というものが見えてくると、
感謝の気持ちは膨らむ一方でした。
前にも書きましたが、
親っていうのは、私より先に生きて、私より先にいろんなことを経験して苦労して…
追いかけても追いつけない存在でしたね。

私が若い頃は、父のこんなところが嫌い…
例えば、チビでハゲのくせに、
いつもカッコばっかりつけてるとか、
すぐにキレてモノを壊すとか…
酒飲むと饒舌になって喋り出すと止まらないとか…
外国かぶれして西洋の真似ばかりしてるところとか…
そういうところがたくさんあったんですよね。
だけど、気がつけば、
こんな嫌だったところを、私は全部同じ行動をしてるんですよね。
チビハゲではないですし、酒も飲まないですが、
それ以外のほとんどは、
父と同じようにカッコばかりつけて、おしゃべりで、西洋かぶれで…
(父ほど短気ではないし物は壊さない…)
おもしろいように似てくるんですよね。
あの父の子供だなって痛感してます。

この歳になって思うのは、
大人になるって事は、親への感謝が加速する事なんじゃないかなって…
そんな風に思ったりします。
昭和一桁の両親はどちらも威厳を保って、子供に苦労かけないように、強く逞しく生きてきたんだなって、
今だからこそ思い返して感じたりします。
どんな時も弱音は吐かず、苦しい時や辛い時もあったはずなのに、
子供にはそれを見せないで、頑張ってたんだなって。
今は亡き両親にあらためて感謝したいと思います。
いつか私の子供達が結婚して、子供が産まれて、
子供達が大きくなっていった時に、
私やヨメに感謝してくれるのかなって思うと…怪しいですね。
だけど、父にならって私は私の人生を思った通りに生きていこうと思います。