CantinflasことMario Moreno(1911-1993)は、
メキシコシティの貧しい郵便配達員の家の8人兄弟に
生まれる。(この写真だけで、何か笑える。)
メキシコ映画の黄金期をけん引し、ハリウッド映画にも進出。
1956年にはゴールデングローブ賞を獲得している。
メキシコ映画のパイオニアと言っても過言ではない。
メキシコのチャーリー・チャップリンと呼ばれる人。
チャップリン本人が「最高のコメディアン」とコメントしている
くらいだから、その世界的成功は疑う余地がない。
何故本名ではなく、カンティンフラスと名乗っていたのか、
その真実は明らかにされていない。
漫画にだってなってます。
50年以上経っても、彼の作品がテレビで放送されるほど
だから、今もってメキシコ人には過去の人ではない英雄だね。
ハリウッドのWalk of Fameの星にもなってますよ。
カンティンフラスがメキシコに及ぼした影響は計り知れない。
チカーノ・ムーブメントにだって影響している。
俳優になる前は、ボクサーになった事もあるらしい。
貧富の差や日常の不条理が大きければ大きいほど、
笑いは必要とされ、人に希望や慰めを与えられると思う。
カンティンフラスが活躍した時代は特に笑いが必要だった。
いえいえ、今だって必要!
人生ままならないですから、少しでも笑顔でいられる時間を
増やして過ごしたいですね。