ブルイックラディ蒸留所 | 酒旅blog

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さてお次はブルイックラディです


ここはボウモアタウンから結構離れた場所にあり


行くにはバスに乗るか、タクシーorレンタカーしかないです


歩くにはちょっと遠いかな…



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ポットスティルのオブシェとイメージカラー水色?で書かれた看板


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こちらが建物 


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ブルイックラディ蒸留所の前も海が広がっています


この時期(2月中頃)アイラ島(スコットランド全般)は

天気が悪い日が多いんですが、今日は久しぶりに☀



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ブルイックラディ(BRUICHLADDICH)


ブルイックラディは創業1881年

何度もオーナを変えながらの状態で、ついに閉鎖の危機が…


そんな中、アメリカのウイスキーメーカー

「ジム・ビーム」が買い取り

復興に向けてウイスキーの研究などをしていたらしいが

結局新しいウイスキーが生まれないまま手放す形になった

1994年、閉鎖…


アイラ島の人達は大変悲しんだみたいです

ジム・ビームほどのビックメーカーでもやりきれないんじゃ

再開は無理だろう…

大半の人達はそう思っていた事でしょう


2000年12月、ここで転機が…


もともとアイラ島の蒸留所(ボウモア?)で働いていた経験を持つ
現在のマスター・ディスティラー「ジム・マッキュワン氏」を

始めとするアイラ島出身の5人によって再興


その翌年5月には稼働が再開される


と、すったもんだありながらですが

とても粘り強い蒸留所のようです…

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ビジターセンターでツアーの予約をして、時間がくるまで待ちます


ビジターセンターは広く清潔感があっていいです

建物自体は古い感じなんですが綺麗に整頓されてます


またツアーと言っても俺だけだろうと思っていたら

なんと日本人の男の人がもう1人


彼は大学生でモルトウイスキーが好きで

休みを使い、蒸留所巡りをしに来たと…


珍しい大学生もいるもんだと

でもなんか嬉しいっすね


素人さんで、ましてや若いのにモルトウイスキーに興味を持ち

おそらく周りの友達は、ハワイだグアムだお台場だ言ってる中で

あえてアイラ島をチョイスするなんて…


素晴らしいです


てなわけで時間になりヤング大学生と一緒に見学します


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モルトミル こちらも綺麗な水色カラー



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マッシュタン



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蓋が無い?おもいっきし見えました…

中ではいい感じにかき回されています


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ウォッシュバックはこちらも木桶を使用


さてお待ちかね、スティルハウスへ


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まず目に付いたのがこの蒸留器

なんか独特な形で、今まで見た物とは違う感じ


聞けばこれはジンを蒸留する蒸留器だそうです

蒸留器名は「Urgy Betty」


説明では、グラスゴーから運んできた?的な事言っていたけど

詳しくは分からないです…


まぁ蒸留器があるいう事、はここのジンも飲めるってわけだ…

うーん、楽しみ


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こちらがウイスキーのポットスティル

ネックの部分が細く長いのが特徴的


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色の感じもなんか渋いっすね…


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下から撮影

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スピリットセーフ


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ボトリングをする場所


見学したときは動いていなかった


さてビジターセンターに戻り試飲でっせ

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№634 BRUICHLADDICH anaerobic digestion 52.5%

400本限定のウイスキー

2009年6月3日に蒸留され、2010年にボトリング

19years

樽は確かバーボン&マデイラだったかな…

熟成感もあり、樽のいい風味がある

それでいてキックもある



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ビジターセンターに樽出しで売られていた

ボトリングをして、シリアルナンバー入りの

ウイスキーをゲットできます


ブルイックラディならでわな感じです


ここでしか買えないってのがイイですよね…


実はですね、ここら辺から飲んだお酒のデータを

なくしてしまって…


なので、思い出せる部分だけになるんで

しばらくは、やや曖昧な表現になります…

ゴメンなさい


このウイスキーと一緒に出されたこちら

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ブルイックラディ・オリジナルトゥフィー


手作り感いっぱいのトフィーですが、ウイスキーと合わすと

絶妙なんですよ


いいマリアージュです


このトゥフィーも、ここで購入できます


さてお次はあれを頼んでいただいた

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№635 THE BOTANIST ISLAY DRY GIN 46%

ウイスキーの蒸留所が作るジンですよ

これは珍しいんじゃないでしょうか

このジンも日本には売っていません(今は分からん)

22種類のナチュラル・ボタニカルとボトルに書かれています


味ですが、好きです てか美味いです

ボタニカルも1つ1つが上手く混ざりあい

絶妙な風味を生み出してます

ドライさもしっかりしていて、美味いカクテルも作れそうですね…

これでマティーニ作ってみたい


ボタニカル(草根木皮)はジンにとってとても大切な部分です


以前、オランダ編でジンの起源について簡単に書いてますが…

オランダのブログはここからジャンプ↓

http://ameblo.jp/you-sakeblo/theme2-10033774812.html#main

もう少し詳しく書いておきますね

寝ないでね…


「GIN」は、大麦、ライ麦、ジャガイモ、トウモロコシなどを

原料とした蒸留酒

ここだけ見ると他のスピリッツと何か変わらないように思えますが…

ジンにとって大切なポイントがあります


それは…


ジュニパーベリー(Juniper berry)和名は、「杜松の実」


このジュニパーべりとさらに各蒸留所のオリジナルブレンド

(ボタニカル)をプラスして作られる香り高くそしてドライな

スピリッツなんですな…


ジンが出来上がるまでの一般的な流れは…、


ライ麦、トウモロコシなどの穀物を糖化・発酵・蒸溜した後

ジュニパーベリーなどを浸して、さらに蒸溜してつくられます


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これがこのジンに使われているボタニカル


こういった様々なボタニカルを使い

香り高くドライなジンが生まれるんですね…




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№636 BRUICHLADDICH INFINITY [3]

EDITION_3.10 50%
これはシリーズ物のようですね…

「INFINITY」とは無限って意味

だからなんだと言われると良く分からんです…


甘く香り、度数を感じさせない

スパイス―な感じと甘さのバランスが良い


 

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№637 OCTOMORE ORPHEUS 

EDITION.02.2 5years 61% 

ブルイックラディが手掛けるこちらもシリーズ物

シャトーペトリュスというワインの空き樽でフィニッシュ?


このウイスキーの特徴は、ほかでもない…

ボトルにさりげなく書かれている数字

「PPM,140」…

この数字が何かというと

「PPM」ってのは、大麦麦芽を乾燥させる工程で

ピートを炊いてキルン内で乾燥させるんですが

その時のピートの焚き具合を分析し数値化した単位のこと


ようするにこの数値が高ければ高いほど

スモーキーでピートの香りが強いウイスキーという事ですね

そんでこのPPM140という数字ですが、どのくらい高いかというと


前回行ったボウモアで18~25PPM


スモーキーと言われている

ラフロイグやアードベック、ラガブーリンやカリラなどでも

30~65PPMぐらいですよ…

140って…凄いよね


まぁこれはシリーズ物でわざとスモーキーにしているだけで

ブルイックラディのウイスキー自体は

そんなにPPMは高くない方です


味ですが、口の中で爆発するスモーキー&アルコール

というぐらいしか表現できません…


ジンが余っていたんで、このウイスキーを

ベルモット代わりに数滴たらし、マティーニにして飲んでみた


意外に悪くないが、やはりスモーキーさが強すぎる…


沢山試飲させてくれるナイスな蒸留所でした

お土産を沢山買いボウモアタウンに戻る



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夕方のボウモアタウン


そして今日も、ボウモアタウンを満喫する


まずはボウモアホテルのレストランで軽くつまみながら…

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イメージしていた物と全く違う、蟹のサラダ…

でも、味はなかなか、美味かった


そしてアイラオイスター

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今日はウイスキーは垂らさずレモンで…


地元の人達がよく飲んでいるウイスキー


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№338 BLACK BOTTLE 40% 

アイラ島にある8か所の蒸留所のうち7か所

(ボウモア、ラフロイグ、アードベッグ、ラガブーリン、

カリラ、ブルイックラディ、ブナハーブン)の

モルトとグレーンをブレンドした

なんとも贅沢で、ちょっと変わったウイスキー


この7か所の蒸留所の中で、「キーモルト」とされているのは

ブナハーブンなようです

(ブナハーブンは次のブログにて…)


地元の人達がよく飲んでいるウイスキーの一つで

単に安いから飲むと言う人の意見が多かった…


確かにこのウイスキーは、他のシングルモルトに比べると

格段に安いんです


アイラとは言えモルトウイスキーはやはり高いんですよね…

リアルな現実でっす


日本での人気はイマイチですかね…

やはりシングルモルトの方が断然人気があり

あまり売れなかったかなぁ


俺は意外にすきなんですが…


これだけの種類のアイラ酒ブレンドなんで

一見、スモーキーで飲みにくそうに感じますが

そんな事は無く、意外にやさしい仕上がりです


飲み口はマイルドで、ほどよくスモーキーな風味

スムーズで飲みよいです


スモーキーなウイスキーはチョットと言う、あなた

アイラ入門は、ここら辺からいってもいいんじゃないかと…



ロッホサイドホテルのバーに移動


以前、アードベック蒸留所でウエルカムドリンクでいただいた

ウイスキーをオーダー


なぜ同じウイスキーを?


なぜなら、酔っ払い過ぎて味覚えていなかったから…


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№639 Ardbeg Rollercoaster 57.3%

アードベックコミッティの10周年を記念して

リリースされたウイスキー

1997年から2006年までに蒸留された

アードベッグの原酒10樽をVatting

(ヴァッティング)しているそうです


ヴァッティングとは、ブレンディング(ブレンデット)の様に

グレーンは使わず

複数のモルトだけを混ぜ合わせるのが

ヴァッティングと言います


モルト同士の個性をバランスよく繋ぐような感じですかね



ブレンドしているモルト原酒の詳しい詳細は

ボトルに書いてあるんで、興味がある方はゲットして

確認してください


数が少ないみたいなんで早いもん勝ちです…


複雑に混ざり合った原酒がバランスよく1つの

ボトルに収まっています


さすがは、アードベッグ


これがローラー・コースターのポスター

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なんか楽しそう…


よく見たら先頭のおじさん、一緒に写真撮った

マスターディスティラーの人じゃん…


一番楽しそうだし…






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長々読んで頂きありがとう


次はジュラ島に遠征じゃー