卒業式で他の保護者と話して気付けたことがありました
息子の友達の様子(どの高校を受けるか等)は、息子も話さないので全然知らなかったのですが、
結構みんなギリギリまで悩んでいたようです。
出願直前に、それまでの志望校を諦めて、
1ランクも2ランクも下げた子が多かったようで驚きました。
私は、子供がトップ校を受けている人と自分の子育てを比較して、勝手に虚しく感じたり自責していたのですが、
他人と比べること自体、意味のないことなのに、どうでもいい情報にずっと振り回されていた
子供の進路について、
思い悩んでいる人はたくさんいる。
うまくいかないことの方が多い。
それで当たり前なんだ。
その子はその子なのに、
私は自分の子に対しては評価が厳しく、
偏差値の高い大学に行ってほしいって、ただそればっかりだった。
県立トップ校に行くことだけがすべてじゃない。
それがやっと分かってきて、
だから、
自分の子育てを責める必要なんてない!
最終的にランクを下げて受験することになっても、親はみんな全力で子供を応援しているし、
もし受かればめちゃくちゃ喜んで、子供を労って褒め称えているのに、私は上ばっかりを見ていた。
自分の承認欲求を満たしたいだけだったから、息子に余計な期待ばかりしていた。
他人からどう思われるかだけを気にしていた。
(今もまだそうなんだけど...)
結局大切なことは、
子供自身がどの高校に行きたいか?
その子が自分で決めること。
私にできることが何かないか?
ずっと探していたけど、何かする必要なんて最初からなかったのでは?
ただ自分の思い通りに動かしたいだけだった。
みんなが元気に中学校を卒業していく姿を見ていたら、他の誰かと自分の子育てを比較して、勝手に卑下していた自分が馬鹿みたいに思えた。
私は私だし、
子育てで失敗なんかしてない!
別に失敗が悪いわけじゃない。
誰だって子育てははじめてだから、
失敗したっていいんだけど、
トップ校に行けなかったから失敗?
それは違う
高校受験はただの一つの通過点だった。
そんなことより、息子を見よう。
いいところが、たくさんあるんだ
部活が嫌でもちゃんと学校へ行ったし、
授業ではたくさん発表してたし、
三年間ずっと学級会長も務めた。
自分の意見はちゃんと言えて、
割と誰とでも仲良くできるし、
そうかと言って一人でも大丈夫だ。
他の誰かと自分を比較して焦ってイライラして、
その不安を息子にぶつけて、たくさん嫌な思いをさせてきたけど、
それでも息子は、ちゃんと育った
義務教育を終えた。
だから、自分を労おう。
息子の持って生まれた資質がよかったにせよ、
私は私なりに上手にやれたんじゃないか?
そんなふうに思うことができた卒業式
自分のよくない部分に気付かせてもらえるのが、子育てなんだ。