息子の部活の練習試合が、少し離れた場所であって、車で迎えに行ってきました。
12時半終了予定で、お昼ご飯どうしようかなぁと思って、その日の送迎は友達はいなくて息子一人だったので、息子の好きなお弁当屋さんでお弁当を買っていって喜ばせようと思いつきました。
そのお弁当屋さんは、家から遠いので、なかなか行けないのです。
量り売りのおかず。息子の好きなおかずがあるといいなぁと思って、少し遠回りになるけど、車を走らせました。
心配性で、時間に遅れるのが大嫌いな私は、いつも余裕を持って早めに会場に着くように出発していました。
でも、そうすると、いつもかなり待たされます。
解散時間になってもなかなか出てこなかったりするのです。
かつ、今日はお弁当が冷めるのが嫌で、ギリギリに着くように時間配分して出発しました。
ぴったり12時半に会場に到着した私。
ちょっとギリギリすぎたな。
5分くらい前には着きたかったけど、
はじめて走る山道でちょっともたついた。
あれ?駐車場ガラガラ。
いつもは送迎の車で渋滞してるのに。
あ〜、もう、はけたんだな。
珍しく早めに終わったんだ。
残ってる人は数人しかいない。
あ、息子がいた。
私の車に気づいた息子は、
弾けるように走り出して、
荷物を取って、私の車に駆け寄ってきた。
あんなに嬉しそうな少年のような息子の姿、久しぶりに見た。
一瞬、小さい時の息子の姿と重なる。
かわいいな〜。
さらに、
「お母さんの車見た時、
めちゃくちゃ嬉しかった」
と言われた
母「ごめんね〜、いつもは早く着くんだけど、待たされるから、今日に限ってぴったりに来てしまった」
「そうだろうと思った。分かってるよ」
「それに今日はお弁当を買うことを思いついてしまったからさ」
「それは分からんだわ」
「はい、お弁当。
あなたの好きなエビチリ卵あったよ」
「うん」
「ごめんね〜。だいぶ待ったの?」
「30分くらいかな」
「え〜ごめん」
「怒ってないって」
車に乗り込む。
息子、久しぶりのお弁当を広げて、
すぐに食べ始めた。
最近、素っ気ない態度が多い息子。
息子が無事に大学に合格して、
この家を出るまで、
もうしばらくだけ私は、
息子のお母さん業をさせてもらえるのかな。
させてもらえるみたいだ
私にはもうちょっとだけ、
時間が残されている。
大切な時間。
まだまだ、旅の途中だ。