「パリのハイブランドが欲しがる技術は、
なぜ東京の下町で生まれたのか」
長谷川博司 著 かざひの文庫
なんて手前味噌な本なんだろう⁉︎
頑固職人の成功話し⁇
失礼しました！
読み始めてすぐに引き込まれた
「下町ロケット」のような熱さとも違う
世界を牽引する違いない
日本の職人の技
日本の職人の矜持
そんな心意気が詰まっている
日本製の品質がとても優れているのは
みんな当たり前のように知っている
なのに何故
「日本にはエルメスが生まれないのか？」
著者いわく
島国日本は単一民族であり
言葉も理屈も価値観も
比較的通じやすい
「秘すれば花」に美徳を感じ
何もない余白に幽玄の美を見出す感性
「我々がもっとも優れている」と
主張することほど野暮なことはない
そうなんだよね
日本人の美徳は
海外と闘うには不利なんだと思う
中身はあるが容れ物がない
そして、いくら品質は良くても
私たち購買者は少しでも安い物を求める
売れなければ商売は成り立たない
労働力の安い他国で作れば
同じ技術、品質ができないのは当たり前だ
仕事がなければ
職人は育たない
そんな厳しいものづくりの世界
職人が認められるまで
職人が生計を立てていけるまでは厳しい
成功し独立する職人はほんのひと握り
だかこの著者は30年の苦労を
「辛い時も、順調な時もずっと幸せだった」
と言ってのける
そしてまだまだこれからも続くであろう
幸せな時間
羨ましい！
「これからの日本を元気にするのは
間違いなくエキスパート(職人)たちだ」
道に迷う若い人たち
何かをやり遂げたい人たちにこそ
読んでほしい！
私の娘は浅草で靴作りの基礎を学び
フィレンツェの工房で
少しだけ技術を学んだ
帰国して大手？の日本ブランド靴屋で
デザインとサンプル作りに励み、
今はもっと自由な若い会社で
靴に関わっている
そんなこともあって
この本は娘の心の中を
ほんのほんの少しだけ
のぞかせてくれた気がする
「右向け、左」
この心意気で頑張ってほしい
スキップして人生を折り返しましょう！
ハッピーライフ＆ラッキーライフ
ハッピーライフ＆ラッキーライフ
FSCA認定校 七海耀
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