「大名倒産」 浅田次郎 著
文藝春秋社

笑った笑った!
電車の中でもカフェでも
肩を震わせて笑った!

そして時々…ほろり

まるで古典落語を聞いているような
笑いと涙のエンターテインメントだキラキラ

江戸末期の
丹生山松平家三万石

父である先代は
代々膨らんだ借金を踏み倒して
大名倒産を企て、

そうとは知らず
突然家督を継がされた庶子の四男が
必死にお家を建て直す物語


そこには心根の悪い悪人は
ひとりも登場しないばかりか、

貧乏神や七福神、
果ては死神から薬師如来様まで
出てきてしまうファンタジー⁉︎

現代で言えば
親世代の借金に苦しむ
子世代の苦労⁉︎

現代版だったら
池井戸潤って感じの
経済小説とも言えそうな物語



笑えるのだけど泣ける

心にずんとくる言葉の数々

跡を継いだ四男の殿様は
腹違いのうつけな長兄
みんなに馬鹿にされている不幸な兄を
心から大切に思っている

「不幸である人はたとえ一日たりとも不幸であってはなりませぬ」

人間は不幸の分だけ
幸せにならねばならないと



「人を動かすものは畢竟、力ではなく
智恵でもなく、素の心だった」


映画化するとしたら
監督は三谷幸喜かなぁ!

キャストは…
本木雅弘!岡田准一!佐藤浩市!
妻夫木聡!山田孝之!役所広司!

きゃー!ステキラブラブ

妄想は果てしなく広がるラブ



平和な260年間の江戸時代

何も起きない
何も変える必要がない

変化を恐れて
変えてはならないという
理由もわからない
何のため誰のためかもわからない慣例
「繁文縟礼」(はんぶんじょくれい)が
積み重なった時代


怖いくらい現代にも当てはまる
古い体質の大企業、団体、
町内会やPTA…


笑いと涙だけじゃない物語

でもとても縁起の良い物語




読書は私の世界を広げる
視野を広げる

どの時代にも連れて行ってくれる




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