「 i 」 西加奈子 著
   ポプラ社

娘が絶賛して貸してくれた

西加奈子は「サラバ」もすごく良かったけど、
この「i 」もすごい!


「この世界にアイは存在しません」
主人公アイの数学教師のこの言葉から始まる
iは数学の虚数単位らしい⁉︎

日本人の母とアメリカ人の父のもとに
養子として迎えられたシリア人のアイは、
現実に起きた世界中の紛争やテロや事故
のたびに自分が生きている、
生かされている理由を考えてしまう

両親、親友ミナ、夫となるユウ

アイの心の物語


「自分の存在は、
他の誰とも比べるものではない、
人はそれぞれ比べられない」


物語の中のアイが悩み苦しんでいる。

でも私は、
アイの深い悩みが今ひとつ理解できなかった
共感できなかった
重苦しい感じ…

でも読むのをやめられない

物語の終盤
ガツーンと来た!


「想像するってことは
心を想いを寄せることだと思う

私に起こったこともそう

悲しみは私だけのものだけど、
私の悲しみを想像することはできる

想像するというその力だけで

私の心は取り戻せる」



私の娘がこの本に感動し
共感できる人間であることを
母は誇りに思うよ!


「私はここよ。」


最後の一行に救われた


若い人にぜひ読んでほしい一冊です



読書は私の世界だけでなく

心も広げてくれる!







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ハッピーライフ&ラッキーライフ
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