満員電車に 乗ったら
無抵抗のまま もみくちゃに されて


大きなターミナル駅で

いったん 外に 吐き出された



目的の駅は まだ 先だったから

どうにか こうにか
また もとのとこに 戻ってきたら


そこに 赤い兄弟が 転がってた



$美崎悠オフィシャルブログ「気まぐれ悠園地」Powered by Ameba-??.jpg


この写真は あたしが撮ったもの
小さい水色の デジトイカメラでね



そのあたしの 相棒とまったく同じ形
でも 赤色してるの その落し物

兄弟だ



持ち主に 落とされちゃったようで


キョロキョロ 周りを 探してみたけど
ご主人らしき人は 誰もいなかった


あたしも 次の時間が あるので


赤い兄弟を 持ったまま
電車に乗り続けた


降りて ご主人を探す 勇気がなかった


さて

デジトイには デシタルだけに
小さなチップに データが詰まってるわけです


この赤い兄弟にも もちろん そう


何が 記憶されてるのか



想像すると ちょっと怖い



ほんわか 子犬の写真とかなら いいけど
何かとてつもない 現場を 押さえてたりしたら…


持ち主が 返せー!って 追いかけてきたら…
それが フランケンシュタインみたいだったら…


どうするよ!?


幼い子供が 持ち主で
初めてもらった プレゼントだったのに って

グレちゃったりしたら




どうするよ!?




妄想は 膨らみまくり
おぞましくなってきた ところで


都会地下鉄のアルアル罠に ひっかかった(笑)




いつの間にか 目的地に 着いて
歩き出してたは いいけど



出口どこ?
ここどこ?(笑)


都会列車は 出口間違ったら 異世界へ 突入するからね



困った 困った







兄弟 駅長さんに 預けるの 忘れた



でも もはや ここどこ?(笑)
あんたの ご主人だれ?(笑)



取り合えず 標識たよりに

なんとか 地下から 這い出て



あたしはもぐらに 生まれなくて
本当に よかったと 思った


迷子の もぐらなんて 出来損ないすぎる(笑)




結局 妄想数珠つなぎの中

赤い兄弟を 家まで 持って帰ってしまった
だって 一人きりには 出来ないし


あたしは いけない子だ…





ごめん ご主人様


フランケンにならないでね





で 中身は 一体 何なんだろう

怖くて 申し訳なくて




取り合えず テーブルの上に…




んー。。。



きっと ずっと 見れないな



あでゅ



ペタしてね