次の日

主人の容態はますます酷くなっていた。


熱も出てきた。



主人は家の中でマスクをして

極力私に近づかないようにしているのがわかった。



でも今さらそんなことしても

もう遅いよ。。。





近所の医院に診てもらったところ

主人はやはりコロナにかかっていた。



もう、こんなときに…と思ってしまう。



無論、主人は悪くない。



悪いどころか

さんざん家族のために尽力して疲れがたまったところへコロナときたのだから弱りめに祟りめ、だ。



なのに私から心配されるより先に苦々しく思われるなんて理不尽極まりない、といったところだろう。



頭ではわかっている。



でもやっぱり

もう、こんなときに…だ笑




前日の夜

主人は息子にエビフライを届けていた。


部屋には入らず食事は玄関に置いてすぐに帰ったというが息子に感染してはいないだろうか。。。



このとき初めてコロナを怖いと思った。




今のところ息子に発熱はなく

しんどい、とは言っていないが。


ごはんも普通に食べている。


どうか感染していませんように。



息子には

変わったことがあったらすぐに連絡するように言ってマンションをあとにした。



家に戻るも息子が気になってなかなか寝られない。



あっちもこっちも病人だらけだ。





さいわい次の日は

息子が退院して最初の通院日にあたっていた。