鯉人応援記

鯉人応援記

広島東洋カープの試合の概要、次戦のキーマンなどのブログを私個人の目線で書かせてもらってます!
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こんばんわ!
昨日までの続きです!



殺してやるー。
弥生は電車に揺られながら夫への殺意を膨らませていた。
夫が浮気をしていると疑いをもったのは三ヶ月前だった。元々帰りの遅かった夫が家に帰らない日も出てきた。問い詰めるとうるさい、たまには帰りたくない日もあるさと怒鳴られた。
これまで二十年に渡って夫を支え、息子を育て家族に貢献してきた弥生にとってこの言葉は屈辱でしかなかった。
更に絶対に書斎に入るなと言われるようになった。これまで家の家事は全て弥生に丸投げだった夫が急に部屋に入るなといい始めたのだ、何かを疑わない方がどうかしている。
弥生は夫が仕事に出ているうちに書斎に忍び込んだ。特に変わったところはなく夫に入室禁止を受ける前に入ったときと違いは感じなかった。部屋を出ようとしたとき目の端に何かが写った。英語が書かれた新聞紙に包まれ紙袋に入れられたワインだった。
夫はワインが嫌いな男だった。ワイン好きな弥生にとっては一人で飲むのも悪くはなかったがどこか物足りなさを覚えていた。
そんな夫がワインを隠していた、ギフト用にラッピングをしてあるところをみると自分で飲むものではないらしい。
直感的に女だと確信した。書斎に入るなと言っていたのはこれを隠すためだったのだ。
そして弥生に追い打ちをかけたのが一週間前のことだった。息子が塾でいないため夫と二人の食事だったのだが書斎に夫を呼びにいくと中から話し声が聞こえた。
「ああ、大丈夫だ、それなら白馬の別荘にしよう。あそこなら周りに人気もないし誰の目も気にせずゆっくり楽しめるだろ」夫は揚々とした声で話していた。これで確信した、あいつは浮気をしているー。弥生の殺意は爆発寸前だった。
どうせなら夫の浮気現場で殺してやりたい、弥生はそう考え家をでた。夫はいつも通り家をでたつもりなのだろうが夜は別の女と寝るのだ。それだけは許さない。
弥生の殺意は電車の中でも鎮まることなく燃え続けていた。大丈夫、あなたがこの世で一番好きな相手と殺してあげる。弥生の目は狂気に満ちていた。


続きます!ニコニコ