先ほど、成績通知書をアップさせていただきましたが、私が去年一回目4000番台だったというところに皆さん注目されているようで、勉強方法や敗因分析等についてご質問を多くいただいているので、簡単にですがここでまとめようと思います。

ただ、最初に断っておきますが特に何か変わったことをやったというわけではなく、ただ、一回目は完全に勉強の方向性を間違っていたということ、二回目は予備校で徹底的に矯正したということにつきると思います。また、4000番からというのは逆に参考にならないかもしれません(一回目は一般的な勉強をしていなかった)

 

1,敗因分析

まず、一回目の受験後、主観としては五分五分かなと思ってました

さすがに箸にも棒にもかからないようなことはないだろうと

しかし、結果は4000番台

そこで、分析

・勉強時間は大体10時間前後は確保しほぼ休みなしで勉強していたので、努力が足りなかったというわけではない

・短答はローの頃から安定。実際本試験も140点台→知識面が特に問題というわけではない。短答の勉強も二回目に向けて特に必要はない(実際にも1ヶ月前にやっただけ)

・論文は全く手も足もでないという感じではなかった(主観)。にもかかわらず、ひどい。再現答案等を見ても書いていることはそこまで大きな差があるようにも思えない

→技術面の不足か?

・そういえば、論文の演習はほとんどやらなかった。予備校もほとんど使わず、答練もまともに受けていない。知識偏重型

→演習を徹底的にしよう!

 

2,2回目に向けての勉強

以上の敗因分析を踏まえて、まず予備校のお世話になるべきだと考えロー在学中からファンだった工藤北斗先生の講座を受講することを検討

→ただ、実家に帰っている関係上、答案を客観的に見てもらえる機会がない

→大丈夫か?

→そこで、予備校のゼミを検討

→無料体験に行くがいまいち。そもそも、人の話を聞くのが苦手だった笑

→そこで、工藤先生に賭けることに

実際に、受講したのは・・・

①総合講義100

②論証集の使い方

③重要問題習得講座

④過去問講座

⑤短答知識完成講座

 

①総合講義100

→有名な三倍速インプット講座のアガルート版

評判通りの内容でした

特に公法、刑事が秀逸

内容が他の予備校講師とは一線を画しています

なんというか、法律の面白さをわからしてくれるというか

「必要なところを必要な深さで的確に」

 

②論証集

→総合講義を論証の形にまとめたようなもの

一般的な論証集よりかなり長文だが的確なポイントの指摘により自由自在に論証することができるようになる。同じものが市販されているがやめておいた方がいい

→今年のようなスピードが求められる場合、誰でも書ける点については何も考えずにはき出せるようになっている必要があるので、論証は必須と考えます

→これを使って「論証集は暗記するものではない」という本当の意味がわかった

 

③重要問題習得講座

→問題演習に関してはこれと、過去問だけ。市販の問題集はいろいろ持っていたが2年目はまったく使っていない

→掲載されている問題はいずれも典型問題だが、馬鹿にせずどの問題も完璧書けるようにできれば司法試験を戦う上で不足ない内容

→たしかに、典型論証貼り付け問題が多く、わかるにはわかるのですが、実際に書いてみるとうまく書けないこと多々

→こういう点が4000番台につながったと思う(わかっているけど、書いている内容がぐちゃぐちゃ)

 

⑤短答知識完成講座

→これと総合講義で短答は余裕

→今年はこれらを本試験一ヶ月前くらいにやっただけで152点とれました

→憲法がいつも苦手だったのですが、面白いぐらいにあしが切れました

→注意点は総合講義とのセットが前提となっている点。間違えてこれだけ買うと役に立たない。その点についてHPで記載すべき。一見、短答は短答知識完成講座だけで大丈夫と思わせるような書きぶり(書いてあったらごめんなさい)

 

・・・と、以上アガルートの宣伝みたいになってしまいましたが、本当に今年はこれしかやっていないのです。だから、これしか書くことがない笑

 

3,まとめ

ながなが書きましたが、とりあえず再挑戦に当たっては敗因分析が一番重要よく言われることですが、軽視されがちなのではないかなと思います

成績は素直に受け止めて、成績がすごく悪かった人、数回落ちている人は自分のやり方に固執せず大胆に勇気を持って勉強方法を修正することが大事だと思います

そうでなければ、来年も同じ結果となる可能性が非常に高い

そのうえで、その分析に応じた適切な方法を採る

 

お金を惜しんではいけません。結局、高くつきます

予備校を利用する上での注意点は信頼できると自分が考える講師が出している一連のシリーズ「だけ」をやる

あれこれ手を出すと(学者が出している演習書等も同様)、いろんな人がいろんなことを言うのでこんがらがってしまいます

私は司法試験予備校界では工藤先生が一番信頼できると思っています

辰巳のスタ論第1、第2を受講していましたがあの解説講義はひどいできです(一部例外あり)

辰巳の講師は言うことは立派ですが中身が伴っていない。パフォーマンス重視といった感じです

あの方たちのなされている講義をとる気にはなれません

 

ペースメーカーとしては何らかの答練は採るべきです

よく、どこどこの答練の出題が的中した、だからここの答練を採らなければならない・・というようなことが言われますが、そのような目的で答練を受講するのは違う気がします

所詮、回数は限られているので答練で勉強するというのではなく、あくまでペースメーカー

複数受講する必要はない

 

 

何よりも大事なのは、自分の一貫したスタイルを確立すること

今年合格した人にいろいろ聴いたり、教えてもらうのもいいですが話半分で聴いておくべき

 

まとめが長くなったので簡潔に書きます

①敗因分析

②修正を怖がらない

③いろいろな人が言うことに惑わされず、自分の(正しい)スタイルを確立

・・です

 

ちょっと、急いで書いたのでまとまりがない感じになっていますが、何か他に質問等あればコメントで返すなり、追加でブログを書いたりしたいと思います

ただ、以上書いたこともただの一受験生のものですから、真に受けず話半分に聞いておいてください笑