今回は協力型というちょっと珍しいボードゲーム、パンデミック。
世界に蔓延するウイルスに対する4つのワクチンを作りきれたら全員の勝利、ワクチン完成前に山札がなくなってしまう・ウイルス駒が無くなってしまう・アウトブレイクが8回起こってしまうと全員の敗北と、普段のライバルが今日の戦友となるゲームです。
難易度の選択がシステムとして可能なので、参加人数や参加者の慣れに応じて適切な難易度を選択すれば誰とでも何度でも遊べるようになっています。
今回の参加者は4名、チュートリアルに初級、本プレイに中級を選択しました。
ゲームの大雑把な流れは以下のとおり。
役職(衛生兵・研究者・科学者・通信指令員・作戦エキスパートの5種)をランダムに選択
プレイヤーカード(これを使って特殊移動をしたりワクチン作ったり)を配布
感染カード(記載された都市にウイルスを置く)山札を3枚ずつ3回めくって捨て札に置き、初期ウイルス配置を決定
一ターンに4つのアクション(移動したりウイルス駒をひとつ減らしたり)を行う→プレイヤーカードを1枚補充→感染率と同数の枚数を感染カード山札からめくってウイルス駒を置く
チュートリアルである初級はカード運にも恵まれ大過なく世界を救えてしまいました。
とはいえ、エピデミックカードが間髪おかず2連続で出た時は当然のようにアウトブレイクも発生し、その恐怖をしっかりと認識してもらえチュートリアルとしては十分。
エピデミックカード…ハズレプレイヤーカード。これを引いた時感染カードを1枚めくりその都市にウイルス駒を3つ置き、感染カードの捨て札(今までウイルスを置いていった都市)だけシャッフルし、山札の上に乗せます。つまり、今まで感染していた地域がさらに感染するという鬼畜仕様。
アウトブレイク…ひとつの都市に同種のウイルス駒が4つ以上置かれた時に発生。道でつながった都市にそのウイルス駒を1つずつばらまく。ばら撒かれた先でもし4つ以上になったらそこもアウトブレイク。悪夢。
そして本番である中級プレイ。
この時はチュートリアルではこなかった衛生兵(1アクションでその都市にあるウイルス駒一種をすべて取り除く。神。)も選ばれ、まさに万全。
と、プレイヤーは思っていたでしょうがそうは問屋がおろしません。
中級になったために前述のエピデミックカードの枚数が1枚増えてしまっているのです。
これをたかが1枚と舐めてかかるのは大間違いで、案の定リカバリが間に合わずガンガンアウトブレイク
し始めてしまいます。
しかし、衛生兵が必死に駆け回り、ほか3名で漏れを潰しつつカードをやりくり。
アウトブレイク6回、ターンを回せば7回目は確定でもう後はないかといったところでワクチン4個目が完成!
見事、中級でも世界を救ってくれました。