今でこそコンピュータゲームにはミニゲームがつきものですが、リアルタイムでDQ4~5が発売していた頃はカジノのような寄り道要素は珍しいものだったと思います。
その中でもスライムレースは人気で、あの軽妙な音楽と1-2が当たりやすい裏ワザが相まって、冒険そっちのけで遊んでいた人もチラホラと。
その興奮をコンピュータの運任せではなく自分で介入して遊べるんですからつまらないわけがないですね!
今回は定員の5名に加え、参加者の友人たちがギャラリーとなって10名近い大所帯に。
見た目もテーマもわかりやすく馴染み深い題材なので、やはりとっつきやすかったみたいですね。
ルール説明は今までの体験会の中では飛び抜けて短く終了。
私が慣れたというより、とにかくシンプルなルールと前述のテーマのわかりやすさが大きかったです。
というわけでサクサクっとプレイ開始。
倍率の低い=勝つ可能性が高いということで、全員が比較的安めの1絡みに賭けていきます。
1-2バグを意識してなのか、ボードゲーム内でも1のスライムは飛び抜けて早く、初プレイはプレイヤー全員の思惑も相まって2位以下を50マス(全70マス)以上もつきはなしてゴール!
しかしここからがスライムレースの面白い所です。
2から5のスライムのどれが2位になるかで手に入る勝利点は参加者各々変わってきます。
自分だけが得をする賭け方をしていれば、勝った時の実入りは大きいものの他のプレイヤーの動きに便乗しにくくなり、同じ賭け方をしたプレイヤーと協力すればその場では勝ち点を得られるもののライバルに塩を送るのと変わらない事になる可能性も。
また、スライムの走りはランダムに配られる手札次第なので、必ずしもお目当てのスライムだけを応援できるとも限りません。
ギャラリー的には誰が勝つかより、大穴により近い倍率がゴールするほうが盛り上がるので、場は歓声と罵声で混沌としたアトモスフィアに。
そして、最終的には順位札(○位が○マス進む)をうまく使って4がゴール!
1-4の10点は一人しか賭けておらず見事な一人勝ちです。
一回のプレイでルール的な問題は全くなくなり、駆け引きの部分もしっかり把握してもらえました。
DQという題材のおかげでもありますが、良いゲームはやはり導入が楽でとても助かりますね。