こんにちは。
たくさんの方にフォローしていただき、とても感謝しております。
嬉しいです。
「今日も獣医師youの小さな動物by…
「何カッコつけてんのよ」
登場人物紹介◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
;筆者です。獣医師やってます。youと名乗ってます。
たまに診察中に何で獣医師になったんですか?と聞かれます。
絶対カッコつけた答えしか言わないので、やめてあげてください。
;動物看護師。獣医師youの妻さんはついでにやってる感じ。
このブログのイラストも描いています。
何で看護師になったんですかねぇ…。
;おたまちゃん。最近人間界に召喚された女の子。
夜の機嫌の悪さと、朝の上機嫌ぶりが激しい。
感情の起伏が激しいのは誰に似たのか。(あとで怒られるやつです)
;2匹のニャルソック。つみれ(三毛)・うなぎ(黒白)と呼ばれている。
うなぎさんは妻さんのお友達から譲り受けました。
もらった時にはすでに「うなぎ」だったのですが、
何でうなぎにしたのかは知りません。
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今年ももうそろそろ終わりですね
小さい頃は毎年大晦日はワクワクしていたものでしたが、いつからかそんな気持ちもさっぱり忘れてしまいました。
でも今年は何かが違う気がします。
家族が一人増えてから初めての年越しですからね
なんて。
そう言ってみましたが、おたまちゃんどうせ寝てるし、起こすとグズルのでいつもと変わらない年越しとなりそうです。
何かワクワクなことがしたいんだけどなぁぁぁぁぁぁ
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前回
【症状から考えるシリーズ】オシッコの量、多いと感じませんか?①
https://ameblo.jp/you-juisi/entry-12422030556.html
に引き続き、多尿について考えていきたいと思います(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎
前回を読んでいただいた方は、「病的な多尿」と「病気ではない多尿」をどうやって区別するかわかるようになったと思います。
では、「どうやらこれは病気で多尿になっているみたいだ」となった場合にどうしていくのか、一緒に考えていきましょう。
○まず、多尿となる病気にはどんなものがあるのか知りましょう。
これを知らないと、どんどん迷宮入りしてしまいます
1年目の獣医さんが一生懸命覚える事なんですね。
「この症状ならこんな病気がある」これをできるだけたくさん言えることが重要です。
ザッとあげるだけでも…
・尿崩症
・糖尿病
・副腎皮質機能亢進症(クッシング)
・甲状腺機能亢進症
・高カルシウム血症
・肝不全
・子宮蓄膿症
・腎臓病
・心因性多渇症(精神的なもの)
・浮腫が引いていくとき
とたくさんあるんです
○「色々な情報」を駆使して病気を確定していく
「色々な情報」を集めるために、問診・検査をやります。
腕の良い獣医さんなら、問診の段階で大体の当たりをつけて、それを確認するために検査をやります。
(あまりに状況が複雑な場合は、様々な検査をやらざる得ないこともあります…)
例えば、問診ではこんな質問をします
・症状が出たのは何歳から
・性別
・避妊去勢はしている
・何かお薬は飲んでいますか
・食欲、嘔吐、元気の有無といった、現在の症状 など
検査なら
・尿検査
・血液検査
・ホルモン測定
・レントゲン
・超音波(エコー)検査
・血漿・尿浸透圧試験
・バソプレッシン(ADH)反応試験 など
聞いたこともないような試験もありますよね
○考えられる病気に順序をつける
前回の【症状から考えるシリーズ】(肥満について)でお話しした順番とは少しズレていますが、獣医さんは初めからずっと頭の中で順序をつけながらお話をしています。
問診をしたあたりで可能性の高い病気を3〜4つくらい挙げて、その勘が合っているのか確認するために検査に進むんです。
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例を挙げてみましょう
「18歳のメスネコなんですが、ここ半年ぐらいとてもお水を飲むようになったんです。もちろんおしっこも多いです。病気になったことが無かったから様子を見てたんですが…食欲はしっかりあります」
情報を整理すると
・高齢のメスネコ→どんな病気の可能性もありうる。場合によっては2つ以上。
・多飲多尿
・お薬は飲んでいない→薬物の副作用ではない
・食欲はある→実は、糖尿病などいくつかの病気は食欲が落ちません。
もう少し情報が欲しいところですよね。そこで…
「体重は…かなり太り気味ですね。むくんでいるわけでは無さそうです。避妊手術はされていますか普段から落ち着きが無く、そわそわしていることは無いですか」
「避妊手術はしてあります。んーー…そんなにソワソワしている様には見えないです。普通だと思います。」
なので、
・尿崩症→稀
・糖尿病
・副腎皮質機能亢進症(クッシング)→イヌで多い
・甲状腺機能亢進症→ソワソワすることが多いが、これだけではなんとも言えない
・高カルシウム血症
・肝不全
・子宮蓄膿症→避妊済み
・腎臓病→食欲が落ちて体重も減ることが多い
・心因性多渇症(精神的なもの)→他の病気が全て除外されれば可能性があるが…
・浮腫が引いていくとき→浮腫はない(むくんでいない)
となり、かなり絞れてきた気がします。
(残った病気は血液検査や尿検査でわかりそうだなぁ)と思ったので、検査をしたところ…糖尿病でした。
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診察の仕方は獣医さんによって様々だと思います。
なのでこれはほんの一例だと思ってください。
単におしっこの量が多いと言っても色々原因はあります。
おかしいなと感じたら、まずはおしっこ検査だけでも良いのでやってもらってください
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“勝手にイヌコラム”
Q ;お散歩中に草を食べるのは大丈夫
A;草(種類にもよりますが)を食べること自体はそんなに問題ないです。
消化に悪いものを外に出そうという生理現象とも言われています。
ただし、除草剤などがついている可能性を考えると、お庭の草にしておくのが懸命です。
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余談、
今回のトップのイラストに関連したお話
猫さんっておトイレ中なんとも真剣な表情をしますよね
すっごく真面目に一点を見つめて
出すことに物凄く集中している姿
可愛いらしい
きっと彼らにとって
用を足している最中にゲームや漫画を読むなんて
信じられないんだろうな〜
今週はここまでです
最後まで読んで頂き、ありがとうございます!
また来週