月灯りに疼く傷。 この手の中にあるほんの小さな幸せは、アナタの犠牲の上で成り立っている。アナタを想いながら見た悪夢で、その現実を思い知らされる。アナタへの傷は、一生消えるコトを赦さない。ねぇ未月。大丈夫よ。あたしはきっと、苦しみながら終えるから。いつか必ず堕ちてゆくその時を、ずっと見守っていてね。