割とずっと、「人の意見はなぜ食い違うのか」という点に興味があって、SNS上で活発に意見交換(穏便な表現をしてみました)が行われている界隈を覗き見したりすることが多いのですが、ほとんどのケースは「視点、視野の違い」から発生しているなぁと思うんですよ。
視点の違いはこういうこと。
Aさんが見ている角度とBさんが見ている角度からは、物体Cは違う形に見える。
これ、円柱とか三角柱を例に説明されてる画像が出回ったりしてたので、全然新しい発想でもなんでもないんですけど。
視野の違いは、こういうこと。
AさんとBさんで使用してるレンズの倍率が違うので、Aさんには全体像がざっくり見えているのに対して、Bさんはごく一部が細部まで見える。
こうして、見えているものが違うのに「同じもの」として論ずるので、結論に違いが生まれるわけです。
そりゃあ、このままではずっと分かり合えない。
だから、賢明なサイドは「こっちにきて見てごらんよ」って誘うのですが、逆サイドがその誘いに応えないパターンが多々あるわけです。
主に感情が原因で。
結果、分かり合えることは遂になく、対立ばかりが煽られ、拗れて捻れて取り返しのつかないことになる。
捻れ出すと出発点が見失われます。
出発点が見失われると、今度は目に見える範囲だけで議論しようとし始める。
この時、双方が目に見える範囲で議論し始めるのは地獄ですが、片方はちゃんと出発点が見えている場合は、より一層の地獄絵図です。
こうなるともう、リセットボタンを押したくなります。
視野を広く、多角的な視点を持つ、というのが大切だな、と思います。
なかなか、難しいけれど。
次回は、このパターンではないケース、つまり地域や世代の違いによる食い違い、について考えてみようと思います。