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borderless fingerboard

message from Y.O.U.

少し間が空いてしまいました、大晦日の夜、いかがお過ごしでしょうか。

こんばんは、Y.O.U.です。

3曲目の楽曲解説です。

制作3曲目は「トキノカケラ」でした。

奇遇にも収録順と一緒という。

3曲目に居たい子なんでしょうね。笑


「過去に囚われないかなでももこ像」をテーマに作ったこの曲は、予想通りご本人に相当な戸惑いを与えました。笑

「この曲を私が歌って大丈夫でしょうか」

と慄くご本人をなんとか説得して歌って頂きましたが、予想通りビタビタにハマりましたね。

器を狭めるべきではないボーカリスト。

かなでももこは、そんな歌い手だと私は思っています。


さて、恒例かつ求められていない感が強烈な技術解説のコーナです。

いつも通り、ここ以降読む必要はありません。笑


KeyFメジャー、サビでFマイナに転調です。

サブドミナントマイナ(IVm)を多用しています。

Bメロは平行調(Dマイナ)に転調しているのですが、戻るタイミングで#Im7♭5を経由してIIm7(Gm7)→♭VIdim7(セカンダリー裏)→V7C7)に辿り着きます。

からの同種転調でサビへ。

あとは何も複雑なことはありません。笑

アルバム収録曲屈指のシンプルさと言えるでしょう。


この曲の存在が「カレイドスコープ=万華鏡」というコンセプトに少なからず影響したことは間違いありません。

それほどに挑戦的であり、また意欲的な作品です。



次回はもう少し短いスパンで更新しますね。苦笑

では、良いお年を。