先日初めて、小学生に対して授業をした。授業をする前に、大学で模擬授業をして準備をした上でいったが実際の授業は全く違った。模擬授業の中では、自分の思い通りいく授業を展開することができるが、実際の授業では思い通りにいかず、教師として多くのつまづきや失敗を経験した。その中でも多くの発見、気づき、学びをすることができた。

 一つ目は、対応力・引き出しの多さが必要ということだ。実際に小学生に授業をするのが初めてで、小学生がどんな子どもたちかわからない状態で授業をしたため、授業計画通りにいかないことがたくさんあった。発問の内容、授業の進み具合、児童からの意見が予想していたものと異なったことを授業でやらなければならない状態になった。その時に、うまく時間を調整し授業を展開できたが、発問の仕方がうまくいかず、内容を子どもたちに伝えることができなかった。ここで、私は語彙力の無さ、コミュニケーション能力の無さを痛感した。小学生に対してもわかるような言葉を選択して、文章を瞬時に考えて伝えることができなければ、イレギュラーなことが起きた時に対応することができない。もっとたくさんの本を読んだり、文章を読んでたくさんの語彙や表現を蓄えていきたいと思う。

 二つ目は、授業作りについてだ。実際に教員をされている先生に、授業作りをどのようにされているかを聞いてみた。私が聞いた先生は、授業作りをする時、「教科書の指導書通りにやるのではなく、それらを工夫して、子どもたちが興味関心を持つことができるような授業の計画をたてる」と言っていた。私はこの先生の意見にとても共感することができた。しかし、私自身に授業づくり、教材づくりの引き出しが少なく、そのような授業を考えることができない。もっと良い授業を考えるために、多くの授業や指導案を見て学びたいと思う。他の人が考えた教材や授業を自分自身でやってみて、自分のものにすることで、引き出しが増え、多くの中から選んで授業や教材を考えることができるので、より良い授業を考えることができるのだ。

 これから、もっと多くの本を読み、授業や指導案を見て、知識を蓄えて次授業をする時には、もっといい授業ができるようにしていきたいと思う。