助手席でてんかん発作 | 父が膠芽腫になりました

父が膠芽腫になりました

73歳の父が膠芽腫です。
21.4.1言葉が出てこなくなり、てんかん発作を起こしました。手術はせず左半球ほぼ全域に放射線60Gy照射。
22.2.28歩けなくなり入院。同時にテモゾロミドとアバスチンの治療終了。
22.4.4施設入居。

2020.4.1のこと 続き


病院へと走らせる車の助手席で「いろは」「にんじん」「にほん」を繰り返す父。 

「パパ、私がわかる?」と聞いても無視。


病院までは15分ほど。


あと5分というところで、父は拳を握りしめて、頭からつま先まで棒のように硬直してまっすぐ伸び、のけぞりながら白目を剥いて、歯を食いしばり、唸りながら口から泡を吐きはじめました。


私はパニックで、病院はすぐそこのはずなのに、どこだかわからなくなり、泣きながら、パパしっかりして!と叫んでいました。

助手席でこのまま死ぬと思いました。

前日喧嘩して悪態をついていたので、ごめんなさい。と謝りました。


必死で自分に冷静になるよう言い聞かせ、なんとか病院に着いた頃、父はぐったりしていて意識はほぼない状態でした。


救急搬送ではないせいか、病院の対応は少々のんびりでした…。


急ぐときは救急車だなと反省。

搬送中に対応してもらえますしね。