振り返ると
そこには歪な足跡。
目の前には
ふたつに別れた道。
迷った私は
そこに立ち止まってみるけど
抱えるモノが重すぎて
選べないと嘆く。
貴方がいてくれたら
私に手を差し伸べてくれるの?
何も怖がる事はないと言って
抱きしめてくれるの?
私が泣いてしまったとしても
大丈夫だと言って
頭を撫でてくれるの?
いつか手には入る筈だと
信じて必死に歩いてきたの。
不完全だって構わないと
自分を騙して此処まで来たのに
こんな私じゃ
うまく笑えるはずもない。
言葉にならない想いを
抱えたままじゃ
うまく泣けるはずもない。
貴方が側にいてくれなきゃ
私は手にしたモノを
放り投げたりなどできないから。
結局また歪な足跡を残して
歩いていく。