迷い道。 | 茨の海

茨の海

在りったけの花で飾って そして崩れ堕ちて 何度でも 正しくなど無くても 無くても

振り返ると
そこには歪な足跡。


目の前には
ふたつに別れた道。





迷った私は
そこに立ち止まってみるけど

抱えるモノが重すぎて
選べないと嘆く。





貴方がいてくれたら
私に手を差し伸べてくれるの?

何も怖がる事はないと言って
抱きしめてくれるの?


私が泣いてしまったとしても
大丈夫だと言って
頭を撫でてくれるの?




いつか手には入る筈だと
信じて必死に歩いてきたの。



不完全だって構わないと
自分を騙して此処まで来たのに

こんな私じゃ
うまく笑えるはずもない。




言葉にならない想いを
抱えたままじゃ

うまく泣けるはずもない。





貴方が側にいてくれなきゃ
私は手にしたモノを
放り投げたりなどできないから。




結局また歪な足跡を残して
歩いていく。