銀と話してて思い出した
クリスマスの話。
幼稚園の頃
僕はサンタさんに
"リカちゃん"人形を下さいと
お願いしました。
しかし
クリスマスに届いたのは
リカちゃん人形とよく似た
リカちゃんのお友達シリーズの
色黒の外人の女の子の人形ですた。
幼いながらに
ショックを受けた僕。
リカちゃんじゃないと
駄々をこねると
母は
サンタさんだって間違える事有るから
仕方無いと言いますた。
その翌年
今度はリカちゃんではなく
ジェニーちゃん人形が欲しいと
サンタさんにお願いしました。
今度は間違えないよね?
不安でドキドキしながら待った
クリスマスの夜。
朝届いたプレゼントを開封すると
そこにはリカちゃん人形が居ました。
一年遅れのリカちゃん人形。
サンタさん…
僕は今度はリカちゃんではなく
ジェニーちゃんが欲しいと
お願いしたじゃないですか。
どうしてアナタは
こうも間違えてばかり。
数年後
サンタさんの正体を知って
サンタさんがうっかりさんな事を
納得しますた。
だって…
うちのママンがサンタなら
そりゃ間違えるわ…。
サンタに対して
あまり良い印象の無い僕ですた。