おっはよ~。ママさん元気にご出勤。今日のいでたちは白いダウンコート。ふっくら暖かそう。全体印象として、どっかで見たような…。そうだ!「しろくまアイス」。まあ、それはいいとして。ホットニュースをお伝えしなきゃ。
「ママ、六本木バーレスクの経営者がつかまったそうです」
きょとん顔のママ。バーレスクをご存じないか。それとも、ロッポンギがわかんない?
「フー・ナントカとケンカして」
「風営法違反ね」
フー・エー・ホー? ホイ・コー・ローみたいな。
「世間では知られてないけど」とママ。
「夜の飲食店を営むにはシバリがあって。お客さまの話し相手になったり。カラオケでデュエットしたり。お酌したりに許可がいるのよ、風俗営業法の。違反したら警察ざた」
そうなんですね。わたしなんて気楽です。お店でつっ立ってるだけ。
「クラブとかは、営業できる場所が限定されて。住宅地は絶対ダメ。それと、お店のインテリアをチェックされる」
「入口がキレイとか。高級ソファ置いてるとか」
「ううん。床面積と仕切り。それから店内の明るさ」
人は暗いとこでロクなことしませんからね。
「いくつも検査を受けて書類を出すのよ。ナイトクラブは風営法の1号許可。パチンコ店は4号で、ゲームセンターは5号」
わ、ママはこのトピックに詳しい。
「クラブとラウンジの線引きをする決まりって、あるんですか」
「あるわよ。お客を接待できるのがクラブ。できないのがラウンジ」
そうなんですか。それって、飲食店組合の理事長が決めたのかと。わたしがこのお仕事はじめるとき、ママから言われた3つのコト。えーと、それは。お客の横に座らない。会話は注文についてのみ。雑談しても一分以内。みんな法律ガラミなんですねえ。今日はタメになりました~
以上でーす。