金八先生を観ていたら何度も涙があふれてきた。卒業シーズンになると思い出すあのどうでもいい話を書くとしよう。
 
 私の高校時代の数学担当にK先生がいました。なかなかに厳格な先生で、クラスの間では「親方」という渾名で通っていた。目が悪くいつも前の方の席に座っていた関係でよく質問され、教科書を見て答えようものなら、指し棒で叩かれました(笑)
 数学が苦手な私にとって、K先生から人生唯一の赤点を頂戴したことは今も苦い思い出です(笑)
 
 記憶が曖昧ですが、K先生が定年で最後の授業の時に、クラスのみんなで500円ずつ出し合って花を贈りました。その時にK先生が、「俺はビートたけしと何回か酒を飲んだことがある」、お互いをK先生は「たけしくん」と呼び、たけしさんは「K先生」と呼び合う間柄だという話でした。どのようなキッカケで出会ったのかは忘れてしまったけど、当時は単純にスゲーと思ったものです。そして今でもあの話は本当だったのかと積年の疑問です。たけしさんにもし会うことがあればそのことを聞いてみたいのですが、そんなこともあるはずもなく、あれから20年余りの月日が流れました。