ナレーターの話とはあまり関係ないのですが、

今日、夕方のニュース番組に出ました。

いや、別に悪いことしたわけではなく、

私の生徒さんが最近注目されている子で、

その子の取材でレッスン風景を撮るということで、

私も出ることになったんです。


その子の取材はめずらしいことではなく、

いろんな局がいらっしゃったけど、

今回は「先生にもお話を・・・」と、カメラを向けられて

もう、ドキドキ・・・・。


終わってみて、もっと気の利いたこといえばよかったな~と

反省 (゚_゚i)


やっぱり私は原稿がないとダメなんだわ (ノ_-。)


「お仕事はなにをされてるんですか?」と聞かれます。

「ナレーターです」と答えます。

すると、必ず「ナレーター??」と、ぽかんと口が開きます。

「はい、声の仕事です」というと、「ほおー」とかえってきます。

おそらくこの辺で声の仕事というとブライダルやイベントの司会業を思い浮かべる方が

多いのでは、と思いますが、ある人は「じゃあ電話案内(104)の仕事みたいな?」と。

まあ、確かにそれも声の仕事と言えば・・・・苦笑。

「ビデオのナレーションを読んだり、コマーシャルを読んだりしてるんですよ」というと、

「え!すごいじゃないですか!!芸能人ですね!」と、非常に極端に変わります。

と、同時に(こんな普通の人が・・・)という視線を感じます。

そう、普通の人です。


声のあるところなら どんなところでもお仕事があります。


「光化学 スモッグ 注意報が 発令されました・・・」 とか、

「次は、○○公園前。○○公園前で尾お降りのかたは、ブザーでお知らせください」とか、

「お好みの部屋の番号をお選びください」とか、


一番上は、学校や役所から、スピーカーで広範囲に放送するので、

ゆーっくりと、間をあけて読むのが特徴です。


真ん中は耳になじみのある案内です。これもナレーターのお仕事です。


一番下は、知ってる人は知っている、当時の私は知りませんでしたが(笑)

いわゆるHホテル、今はファッションホテルというらしいのですが、

このナレーションは、極力事務的に感情は入れずに読んで下さいと言う注文でした。


他にも、動物園の開園・閉園案内は、特に閉園時、動物が安心できるような声で

お願いします、という注文でした。

心優しく、母になったつもりで読みましたが、どうだったんでしょう?


あと、「ぼく、ぐんまちゃん」という、群馬県警のマスコットのウマ君の声をやりましたが、

声優ではない私が初めてやったこの仕事、20年くらい前のことですが

いまでも、鳥肌がたつほど恥ずかしいです。

今、その声が残っていないことを願います!