9w5d。
流産確定後、心拍再開、経過観察中です。
いつもありがとうございます
不妊症や不育症の論文を読んで、難しい話だなぁと思ったので、忘備録です。
慢性子宮内膜炎&子宮鏡検査についてまとめました。
間違いや、今後変わることがあったらごめんなさい!
子宮鏡検査は、スクリーニングとして行うべきかについて、まだ賛否両論あるようです。
ただ、複数回良好な胚を移植しても妊娠しない、反復着床不全の女性の30-60%に慢性子宮内膜炎や、超音波検査では見つけることのできないポリープがあるとされています。
慢性子宮内膜炎は、子宮内膜局所の持続的な炎症なので、無症状です。
診断のためには、子宮内膜の生検が基本的に必要で、CD138陽性の形質細胞があるかどうかで確認できます。
原因は感染症であることが多く、Chlamydia trachomatis、Escherchia coli、Enterococcus faecalis、Mycoplasma spp、Streptococcus spp、Gardnerella vaginalisなどが原因となるウイルスや細菌の代表とされています。
ただ、子宮内膜組織検査でCD138陽性の形質細胞があっても、細菌培養検査では何も認めない場合もあります。
たとえ培養結果が陰性でも、免疫染色が陽性なら慢性子宮内膜炎の診断とするようです。
慢性子宮内膜炎の標準治療は、広域スペクトラムの抗生物質になります。
①ドキシサイクリン100mg錠1日2回×14日
②シプロフロキサシン500mg錠とメトロニダゾール500mg錠をそれぞれ1日2回×14日
の順番になるようです。
ただし、強力な抗菌薬治療によって、子宮だけでなく、全身の細菌叢を大きく変化させてしまうため、議論の最中なんだそうです。
慢性子宮内膜炎と診断された反復着床不全の女性が、治療によって治癒すると、胚移植あたりの妊娠率が劇的に向上する、と書いてある文章もありました。
しかし、その一方で、2016年のランセットには、子宮鏡検査をしてもしなくても、生児獲得率に差がないとする論文が2報出ていました。
つまり、スクリーニングとして全例にはじめからする意味合いはあまり大きくないということかもしれません。
それでも、絶対に必要なタイプの女性もいるわけで、免疫染色がもっとどの施設でもできるようになれば良いのにと思いました。