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流産確定後、心拍再開、経過観察中です。

いつもありがとうございますニコニコ

診察室で話を聞いても、全てが衝撃的過ぎて、嬉しさよりも驚きや不安や後悔が一気に押し寄せてきてしまっていた私。
でもその不安も後悔も、言葉にする勇気はなく、泣かないようにするので精一杯になってしまいました。

院長『あなたは前回、あの週数で心拍停止したので、不安はあると思うけど、来週もう一度確認して見守りましょう』
Aya『……はい』

たぶんもはや私は、一気に色々考えすぎて、燃え尽きて灰になっていたと思います。
カルテをめくりながら、院長先生が私が落ち着くのを待つように、静かに話を再開しました。

院長『最初に採卵した時も、この条件で採卵できないなんて、私の経験上信じがたいことだったんですよね』
Aya『え?』
院長『あれだけやって採れないなんて、普通はないです。だから2回目は万全を期したつもりでしたが、それでも2個でしたよね』
Aya『あ、はい』
院長『私たちとしては、採血結果通りにいかないまれなケースだったんです』
Aya『はあ』
院長『今回も、最初の着床は想定より早くて、ホルモンの上がりもすごく良かった。なのにいきなり失速して流産になったから、そのこと自体も私としてはまれだと思っていました』
Aya『そうおっしゃっていましたね』
院長『それで今回ですが、やはりとてもレアケースです。あなたは、レアなことばかり起こりますね』
Aya『たしかに……』
院長『でもレアというのは、単に知見がないだけなのかもしれませんよね。受精卵の可能性は計り知れないものだと思うんです。私たちは、それを見守ることしかできない。驚くような結果も含めて、私たちが操作できない領域を垣間見たということじゃないですか。だから今は、待つしかありません』

待つしかない。
今できることはそれだけ。
たしかにその通りでした。

Aya『来週次第ですか?』
院長『そうですね。次回は私がエコーします』

半分夢の中みたいな、ボーっとした感覚のまま、待合に戻りました。
戻ると父からLINEが来ていました。

『力強く、幸運を持っている子なんだね。あなたのお腹に、そういう子が来てくれて嬉しいよ。信じてあげないといけないね』

ちっちゃいちゃんと、また頑張ろう、と思いました。