矛盾しているなんてことは分かっている。
だってそうじゃない?
今の自分の最終目的と現状。
それを照らし合わせれば、すぐに見えてくる。
私は玲に好かれたい。
そのために知名度を上げたい。
結果、体を売る。
簡単にまとめると私は今、好きな人に愛されるために・・・他の男の抱かれようとしている。
すごく滑稽な絵だ。
みすぼらしくて、バカみたい。
けど、この選択に私は後悔なんてものはしていない。
満面の笑みで映る画面上の私はなにも知らない無邪気な女の子。
けど、鏡に映る今の私は・・・どんな女の子だろう?
腹黒くて・・・腐ってて。
とても、彼の横なんて似合いそうもない。
でも・・・いたい。
私は彼の隣にいたいんだ。
今は無理でも・・・いつか。
私は携帯を閉じ、空を仰ぐ。
と同時に、シャワーの音が止まった。
金平さんが出てくる。
「もうすぐ・・・二度目・・・か」
ため息をついて、首筋を触った。
前はここら辺を何度も舐められた。
最初にそこを舐められたときに過剰に反応をしたせいで。
思い出すたびに、背筋がぞっとする。
あのいやらしい顔。
体を触る時の扱いの荒さ。
舌があたった時の、生温かい感触。
あの人からはなにも優しさというものはなく、ただ私は・・・
物として扱われていた。
金平さんはどなんだろう?
少しでも私を人として扱ってくれるのだろうか?
シャワーから出てきて、浴衣姿になった金平さん。
私の隣に座った彼をじっと見た。
「私の顔に何かついてるかな?」
「いや、何もついてませんよ」
私は笑顔を見せて返答した。
「そうか。そういえば、奈々ちゃんは映画に出たことがあるかな?」
「ないです」
「そうか、じゃあ、はじめての映画で主演だね。けっこう名が売れると思うよ」
「金平さんには感謝の想いでいっぱいです」
「奈々ちゃんのためだからね。いい映画になるといいね」
金平さんはそう言いながら私の肩に手を回した。
「はい」
徐々に手は下にさがって行き、胸へと到達する。
彼が少し力を入れたと同時に、私の体がびくんと反応する。
「奈々ちゃんは感じやすいのかな?」
違う。
あんたに触られて、体が拒否反応を起こしているだけだ。
心の中で思っていても、当然そんなことを言えるわけもない。
「そうかもしれないです」
恥ずかしがるように、下を向きながら、小さな声でそう答える。
ここから、金平さんは止まらなくなる。
全身を舐めまわして、体を触りまくって・・・。
私は彼の願い通りのことをして。
金平さんは川越さんと大して変わらなかった。
私はただの玩具。
彼ら権力者の一時の遊び道具に過ぎないんだ。
そんな権力者に私は、一つだけ拒否をした。
それはキスをすること。
2人に対して、私はキスだけ拒んだ。
それはなぜか。
理由は簡単。
プリクラに映っている無邪気さからなる動機。
今の私には似つかわしくはないけれど・・・。
ファーストキスは・・・玲がいい。
子供のころからの私の『夢』。
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久しぶりの小説でしたが・・・どうでしたか?><
なんか、書かなすぎて、なにがなんだかww
コメントいただけると有難いです!