16話 カコトイマ | love storys  ~17歳、私と君と。~

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

矛盾しているなんてことは分かっている。


だってそうじゃない?


今の自分の最終目的と現状。


それを照らし合わせれば、すぐに見えてくる。


私は玲に好かれたい。


そのために知名度を上げたい。


結果、体を売る。


簡単にまとめると私は今、好きな人に愛されるために・・・他の男の抱かれようとしている。


すごく滑稽な絵だ。


みすぼらしくて、バカみたい。


けど、この選択に私は後悔なんてものはしていない。


満面の笑みで映る画面上の私はなにも知らない無邪気な女の子。


けど、鏡に映る今の私は・・・どんな女の子だろう?


腹黒くて・・・腐ってて。


とても、彼の横なんて似合いそうもない。


でも・・・いたい。


私は彼の隣にいたいんだ。


今は無理でも・・・いつか。


私は携帯を閉じ、空を仰ぐ。


と同時に、シャワーの音が止まった。


金平さんが出てくる。


「もうすぐ・・・二度目・・・か」


ため息をついて、首筋を触った。


前はここら辺を何度も舐められた。


最初にそこを舐められたときに過剰に反応をしたせいで。


思い出すたびに、背筋がぞっとする。


あのいやらしい顔。


体を触る時の扱いの荒さ。


舌があたった時の、生温かい感触。


あの人からはなにも優しさというものはなく、ただ私は・・・


物として扱われていた。


金平さんはどなんだろう?


少しでも私を人として扱ってくれるのだろうか?


シャワーから出てきて、浴衣姿になった金平さん。


私の隣に座った彼をじっと見た。


「私の顔に何かついてるかな?」


「いや、何もついてませんよ」


私は笑顔を見せて返答した。


「そうか。そういえば、奈々ちゃんは映画に出たことがあるかな?」


「ないです」


「そうか、じゃあ、はじめての映画で主演だね。けっこう名が売れると思うよ」


「金平さんには感謝の想いでいっぱいです」


「奈々ちゃんのためだからね。いい映画になるといいね」


金平さんはそう言いながら私の肩に手を回した。


「はい」


徐々に手は下にさがって行き、胸へと到達する。


彼が少し力を入れたと同時に、私の体がびくんと反応する。


「奈々ちゃんは感じやすいのかな?」


違う。


あんたに触られて、体が拒否反応を起こしているだけだ。


心の中で思っていても、当然そんなことを言えるわけもない。


「そうかもしれないです」


恥ずかしがるように、下を向きながら、小さな声でそう答える。


ここから、金平さんは止まらなくなる。


全身を舐めまわして、体を触りまくって・・・。


私は彼の願い通りのことをして。


金平さんは川越さんと大して変わらなかった。


私はただの玩具。


彼ら権力者の一時の遊び道具に過ぎないんだ。


そんな権力者に私は、一つだけ拒否をした。


それはキスをすること。


2人に対して、私はキスだけ拒んだ。


それはなぜか。


理由は簡単。


プリクラに映っている無邪気さからなる動機。


今の私には似つかわしくはないけれど・・・。


ファーストキスは・・・玲がいい。


子供のころからの私の『夢』。




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久しぶりの小説でしたが・・・どうでしたか?><


なんか、書かなすぎて、なにがなんだかww


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