43話 私の気持ちは | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

「うわぁ・・・」


小さい通路を通ると、大きなリビングに出た。


そこは本当にマンションなのかというくらい大きなリビングが広がっていた。


「どう?」


「ここは・・・相馬君の家?」


「そうだよ。俺の二つ目の部屋」


「・・・はい?」


二つ目の部屋だと?


この人はなにを言ってるんだ?


「どした?」


「いや・・・二つ目って・・・」


「ああ、あと三つあるよ?」


彼は何事もないかのように言った。


ケタが違う。


初めて見た。


本当のお金持ち。


私は相馬君の顔をじっと見る。


「何・・・?」


「すごいなぁって」


「それはどうも。で、誕生日プレゼントなんだけど・・・」


彼はそう言って、キッチンに向かった。


「・・・?」


「とりあえず、その前に夕飯でいい?」


彼はフライパンをコンロに置いた。


「いいけど・・・」


「何、不思議そうな顔してんの?」


「いや・・・てっきり凄まじい料理が出てくるのかと・・・」


私は周りを見渡しながら言った。


「それだと、つまんないかなと思って。だから俺が今から作ります」


彼は私に微笑みかけた。


「意外。相馬君料理できるの?」


「なめんなよ?」


「じゃあ、楽しみに待ってるよ」


私は少しからかうように言って、テーブルに座った。


彼は「見てろよ~」とか言いながら、腕まくりをして調理を開始した。


私はそれを頬づえをしながら楽しそうに見る。


この距離感が一番好きかもしれない。


それにしても・・・。


驚きばかりだ。


いきなり、マンションに招待されて料理をごちそうになって・・・。


この後、プレゼントもある。


ずいぶん贅沢な誕生日だ。


もし・・・相馬君と付き合ってなかったらこんなことはあり得ない。


私は辺りを見渡す。


カーテンで仕切られていて外は見えない。


だから、見えるのは中だけ。


けど、それでも見あきないほどの広さ。


その時、彼の真剣に料理を作る真剣な顔が視界に入った。


その顔にドキッとくる。


と同時に・・・。


一瞬、白石君の顔が浮かぶ。


相変わらず最悪な自分。


私は内心肩をくすめて苦笑する。


けど・・・この経験はすごくいい経験だ。


そして・・・矛盾してるかもしれないけど・・・。


これをいい経験だけで終わらせたくないって思う自分がいた。


それは相馬君に悪いとかじゃなくて・・・。


私の気持ちは少しづつ・・・。


「ねえ、相馬君」


「何?」


彼はフライパンをひっくり返しながら返答する。


お・・・上手い。


「私のこと・・・」


そこまで言って止めた。


今、言うべきじゃないと思って。


「何~?」


「まだできないの~?」


少し子供っぽく振る舞った。






カーテンで閉め切られて密室の部屋。


そんな中で2人きりの男女。


今の私のはそれに対する心配はなにもなかった。


どうしてだろう?


彼を信頼していたから?


どうなってもいいと思ったから?


わからない。


あの時の私はどうかしてたのか・・・。


それとも、正気でいたのかも・・・。


なにもわからない・・・。









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話変わって、今日は土曜ですね~♪


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