56話 新しい家 | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

ここか・・・。


僕はファックスに書かれてあった、駅に到着する。


僕が想像していた街並みとは全然違った風景が目に映る。


周りが田んぼだらけで・・・


みたいなイメージだったけどそんなことなないらしい。


あまり、高層建築はたっていない。


だからと言って田んぼや畑ばかりってわけでもない。


基本的に一戸建てが多い。


ここで僕は生活をしていくのか・・・。


そう思うと不安が募る。


けど、決めたこと。


まあ、強制的にだけど・・・。


「遅かったわね・・・」


家の前まで行くと、そこにはあの母親の姿が目に入った。


「街並みを見物しながら来たからな」


「そう。まあ、別にいいけど。とりあえず中に入りなさい」


母親は僕を中に案内する。


かなり綺麗な一戸建て。


多分新築だろう。


僕は母親の言うとおり中に入る。


中は外面と同じようにとても綺麗な家だった


螺旋階段とかあるし・・・。


「相変わらず・・・趣味悪いな・・・」


「別にいいでしょ?私の家なんだから」


「あんたのじゃなくて、父さんのだろ?」


「それは私の物みたいなものなのよ・・・」


そう言って、螺旋階段を上っていく。


二階に着き、最初にあったドアを開ける。


「ここがあなたの部屋よ」


その部屋には家具などがそろっていて、


かなり広い。


二人部屋でちょうどいいくらいだ。


「ここなら・・・文句ないでしょ?」


そう言って母親は僕をその部屋に置いて


一階に降りて行った。