久しぶりに出た外。
まだ7時だというのにかなりの暑さだ。
まだ、そんなに距離を歩いてないのに汗が出る。
空は澄み渡るほどの青空。
この天気がやけに憎い。
風は全く吹いておらず、太陽が僕を照り付ける。
いや・・・木々の葉が少し揺れているところを見ると、
少しは風が吹いているのかもしれない。
まあ、自分にあたったるのを感じないから意味はないのだが。
ひぐらしの鳴き声がひどく五月蠅い中で、
小鳥のさえずりが力なく聞こえる。
自分が住んでいるマンションが見えてくる。
ここまでの道のりはかなり長く感じた。
もし由美と一緒に歩いていたら、こんな道のり
むしろ短く感じるだろう。
けど、一人で帰るとこんなにも長く・・・。
同じ時間でも感じ方次第で大きく時間は変わる。
人間が思ってる時間はひどく曖昧でデタラメなもの。
でも、それがいいのかもしれない。
機械のように時間を感じていたら、それはつまらない。
やっぱり、時間の感じ方があるから楽しい時があって
つまらないときがある。
どちらもなかったら・・・感情のない人生を送るだけ。
少なくとも僕はそんな人生は嫌だけど。
なんてことをを考えてるとマンションの前まで来る。
僕は自分の家の番号のところのポストを開ける。
すると一通の手紙が入っていた。
「何だろう・・・」
僕はその手紙を手に取り、宛名を見る。
その宛名は海外にいるはずの両親からだった・・・。